(3) 大きくは「本体工事」と「設備工事」に分けられる

マンションのリノベーションは、基本的に「すべて(あるいは一部分)を一からつくり直す」ことを意味します。フルリノベーションの場合は、マンションの共有部である柱・梁、雑排水管などは動かせませんが、それ以外はすべて解体して、マンションという土地に一から家を建てるようなイメージで設計していきます。極端な話、風呂やトイレの位置を変えることもできるのです(しかし、水を流すためには排水管の勾配が必要になるので、あまり遠い位置にするのは現実的ではないです)。また、マンションはベランダや窓、玄関扉は共有部であることが多いので、回収できないのが通常です。

本体工事は、床、壁、天井の内装や間仕切り、断熱工事、建具や塗装、左官などです。施工の順序もだいたい、新築戸建て住宅と一緒です。

設備工事は、ユニットバスやシステムキッチン、給湯器、トイレ、火災報知器などの取り付け工事になります。

 

[写真:ブログ(1)の施工中の現場]

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