大災害の時に、木造建築物の損壊具合の判断基準として、赤、黄色、緑の3枚の札を貼ります。その判断基準は、どのくらい壁が壊れているのか、例えば壁が割れているのか、外壁が剥離している場合は落ちて通行者にも影響を及ぼす可能性があるのか、など。柱の倒れ方に関しては、1000分の6度以上など、危険と判断できる傾斜角度が決められています。
損壊した木造住宅の居住者はもちろん、ご近隣の方、通行人の方にも危険が及ぶ可能性があるため、赤い紙を貼った住宅をどのように扱うかは注意が必要です。
私が応急危険度判定員の資格を取得した理由は、大丸建設の専務として専門性を持って住宅を建てている以上、住宅と地震の関係をきちんと把握しておきたいと考えているからです。
「大丸の家は、地震では倒れません」とは、言いきれません。地震の規模、地盤、場所によって被害も変わるからです。専門家として状況を把握し、実際の結果をきちんと見届けたいと思っています。そして、後々もしっかりとお客様をサポートしていきたいのです。