床下の通気工法でシロアリが入らないようにする

 もう一つ、床下の通気工法もシロアリ対策には有効です。
 通気工法は、基礎と土台の間に基礎パッキンを置くことによって、床下に通風を確保し、通気と換気が両方可能になります。基礎と土台が直接接しないため、基礎コンクリートの含む水分を土台に伝えず、土台自体の乾燥も確保します。
 住まい全体の設計にも気を配ります。その土地の水はけはどうか。風の通り道は。日差しは確保できるか……。東京都内での土地の新規取得の場合、どうしても立地条件には恵まれにくいので、できる限り設計で通風や日差しの確保をして、シロアリが住みつきにくくなるような建築を心がけています。
 お風呂場の枠やタイルなども、木材ではなくてもシロアリが好む傾向にあるので、床下から上がってお風呂場を経由して室内の壁や柱に侵入することもあります。お風呂場が特にじめじめしている住宅では、最初から設計に気をつけますが、住んでからの通風対策なども非常に需要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です