(2) 災害を考慮して土地探しをすべきです。

近年、気象災害が激しくなってきており、災害からいかに家族の命、住まい、財産をいかに守っていくか、真剣に考えなければならない時代になっています。

大丸建設の地元・稲城市は、多摩川が近くにあります。昔ならば多摩川の近くは「リバーサイド」といって人気の立地でした。しかし、今、多摩川の近くに土地を求めるのはリスクがあると言えます。台風や豪雨の影響で、河川の氾濫リスクはかつてないほど高まっています。多摩川のような一級河川だけでなく、支流も氾濫のリスクがあり、川の近くの立地は避ける方がいいというのが、今では暗黙の了解になっています。

他にも、豪雨による土砂崩れなどの危険性のある立地は、行政の出しているハザードマップで調べることができるので、土地の安全性については十分に検討されるべきです。

(1) 土地探しからご相談ください。

大丸建設で新築の住まいづくりをするメリットとしては、土地探しの段階からご相談を受けられることです。

「新築で家を建てたいのですが、まだ土地が見つかっていなくて」という場合でも、遠慮なくご相談ください。

私たちは、建築のプロです。家づくりは、土地探しから始まります。土地の条件によって、得られる間取りも、通風も、採光も、変わってきます。そして、土地の価格は総額を大きく左右し、建物にどれだけ予算をかけられるかも変わります。

まずは、どのような暮らしをしたいのか、イメージを固めてください。通勤を前提として駅からの利便性を重視するのか、それとも郊外の自然の多いところでゆったりと暮らすのか。ライフスタイルによっても求める土地は変わります。

 

カビ対策も万全に

水回りリフォームで洗濯パンを広げる工事をする際に、背面の壁がカビていてクロスを張り替えるという追加工事が発生することもあります。洗面所は浴室に隣接しているため、どうしても湿気が多くなりがちな場所です。換気扇を回していても、水が滴り落ちるとそこから湿気が発生します。洗面所で水を使ったら、なるべくこまめに、外出前や就寝前など、最後に洗面所を使った方が水滴を拭うといった習慣をつけておくことで、カビ対策になります。

それでも、場所の機能としてどうしてもカビは発生しやすくなるので、水に強い耐水性のクロスやフロアシートを使ったり、無垢材を使う場合も水に強い木材を選ぶなどして対応します。

以上、今月は分譲マンションでの水回りリフォームについて8回にわたってお届けしました。

洗濯パンの相談は多い

分譲マンションの水回りリフォームでご相談が多いのは、築年数がある程度経ったマンションの洗濯パンのサイズ変更です。築年数が古いマンションでは、新築当時は主流だった洗濯機の大きさが、現代の洗濯機に合わないケースがままあって、洗濯パンを大きくしたい、というお問い合わせがあります。

近年、洗濯機がドラム式になって大型化したり、排水の方法が変わるなどして、洗濯パンを工事することがあります。分譲マンションの場合、洗面所全体の大きさは変えにくいことが多いので、内部のスペースを調整します。洗濯パンを広くする代わりに脱衣スペースが狭くなる、洗面台を小さくするといったリフォームをすることもあります。

配管を動かすのは難しい

分譲マンションの水回りリフォームの場合、配管を動かすのは難しいケースの方が多いです。集合住宅は配管が共有部になっていることがほとんどで、上下階と管を一緒に使うので、水流を妨げることになる配管変更は基本不可です。

排水管の接合部から水漏れをするといった工事の事故は、その瑕疵に対する責任を誰が追うのかという非常に難しい問題に発展します。

水回りリフォームでは、基本的に配管の場所は決まっていて、そこに対して洗面台や洗濯機の置き場が決まっており、専有部分内部でどう配管を回すか、という調整に限られるのが実情です。

 

造作洗面台という選択肢

洗面所のリフォームというと、どうしても既存の既製品洗面台のセットを入れ替える、という選択肢になりがちですが、工務店の場合、造作でオリジナルの洗面台をつくることもできます。

洗面カウンターを、耐水性の高い材(タモなどの広葉樹をラッカー仕上げする、ヒバ材などを用いる)にして、造作の棚をつくることができます。洗面器も、泥だらけの運動靴やユニフォームなどを洗える大きなサイズのものから、おしゃれな陶器のものに変えたり、水栓金具にこだわることもできます。

洗面所が美しく整っていると、毎日の暮らしがとても気持ちよくなるので、リフォームするのはおすすめです。

(4) 既存の洗面台にするかデザインするか

新築の分譲マンションでは、洗面ボウル、収納、照明などが一体化した洗面台が設置されているケースが多く、その規格に合致したものをそのまま入れ替えるだけで済む場合があります。設備が古くて汚れたり一部破損などで不具合を感じるようであれば、新しいものに変えることで不満を解消できるので、それがもっとも合理的な選択肢になろうかと思います。

一方で、「使い勝手が悪い」ケースの場合は、使い勝手の悪い理由を改善できる洗面台の機能が必要になります。収納を広げる、水はねを軽減する、明るくするなど、自分が必要とする機能を満たすための設計やデザインが必要になります。

規格品に取り替える以外の選択肢もあります。工務店であればオリジナルデザインの造作洗面台をつくることもできます。

 

(3) 「洗面所の使い勝手が悪い」原因を探る

「分譲マンションの洗面所の使い勝手が悪い時に、どう変えたらいいのか?」というスタッフの疑問について、まずは、使い勝手の悪さの原因を探ってみます。

まず、洗面所の配置が悪いのか、あるいは洗面台の形自体が悪いのか、高さが合わないのか、古くて交換したいのかなどで、やるべきリフォームは変わってきます。

洗面所の配置が悪い場合は、脱衣スペースと洗濯機の場所、洗面所の位置をどう変えるのか検討します。排水管の位置を変えるとなると、大幅な工事が必要になりますし、分譲マンションの場合は共有部にあたる配管はリフォームできないケースが多いです。

一方で、洗面ボウルの形が水はねしやすい、水垢がたまりやすいなどといった場合は、洗面ボウルを変えるだけでいいケースもあります。その場合のコストは洗面ボウル台と施工費のみで済みます。

(2) 分譲マンションならばリフォームは自在です

新築の分譲マンションを購入した。でも、自分のライフスタイルや使い方とは、少しそぐわない。そんな時にはどうしたらいいのでしょうか?

答えは簡単で、分譲マンションならば、リフォームすることは自由です。

 

新築マンションの場合は、設備も内装もきれいなので、リフォームをすることへの心理的ハードルは高いと思います。しかし、自分にとって使い勝手が悪ければ、使いやすく変えることで生活の質は向上しますし、それで心地よく暮らすことができれば、投資と考えてもよいのではないでしょうか。

分譲マンションであれば、新築であってもリフォームは自由にできますので、まずは使い勝手の悪い原因を考え、どう改善できるのかを考えることから始めてみるとよいのではないでしょうか。

(1) フツーのマンションってリフォームできるんですか?

大丸建設のパートスタッフ、川上は、いわゆる普通の主婦です。

等身大の主婦感覚がお客様に一番近いと感じ、現在、「スタッフブログ」で「疑問ブログ」を書いてもらっています。

住宅の建築や、自然素材についての素朴な疑問に、私が答えたり、川上自身が調べる形で、続いています。

 

そんな川上に、今の自分の住まいや暮らしで、気になることを聞いてみました。

「普通の分譲マンションなんですけど、洗面所の使い勝手が悪くて……。いつかそれを変えることはできるんですか?」

川上の疑問に答える形で、今月のブログを展開していきます。