不易と流行

大丸建設の建てる住まいは、決して派手ではなく、素朴で、温かみのある、等身大の家だと思います。これまで自社設計で、耐震性や素材の安全性を担保しながら、お客様の夢や希望を図面におこして、安心・安全な家づくりを進めてきました。

ここ数年は、積極的に建築家とご一緒し、デザイン性の高い住まいの施工を手がけることが増えています。建築雑誌『チルチンびと』などのネットワークを通じ、自然素材を使うこと、家づくりへの理念に共感し、信頼できる建築家との仕事は、私たちにとっても大きな学びになっています。

150年にわたる家業の歴史のなかで、宮大工として匠の技を競い名を馳せていた時期、戦後に建築業として規模を拡大した時期、新建材を使った時期、そして自然素材に原点回帰した時期……さまざまなことがありました。それでも変わらない、私たちの中心は「木を使うこと、匠の技を受け継ぐこと、地域に根差すこと、お客様と長くお付き合いしていくこと」です。会社としての軸をしっかりと持ち、これからも長くお客さまに信頼される工務店でありたいと願っています。

[写真=2020年完成 / 設計:ことこと設計室]

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