大工・職人に対する憧れ

私は、家業が工務店だったこともあり、幼い頃から父に連れられて建築現場に出て、大工さんや職人さんが働く背中を見て育ちました。玄能(金槌)、ノコギリ、カンナやノミで木を刻み、切り、組み立ててものをつくっていく大工さんの姿に憧れを抱き、いつか自分もこのようになりたい、と思っていました。

その気持ちは大人になっても変わらず、建築の道に進むのは当たり前のことのように、大学時代は土木を専攻し、さらにその先、木造建築を習得するために、2年間建築の専門学校に通い、一級建築士の資格を取りました。大丸建設に入社して、現場監督として経験を積みながら、専門学校では講師も務めました。私が今でも、理論と実践の両立を目指すのは、この頃の経験が大きいかもしれません。今では、省エネ、耐震など、建築に関するさまざまな資格を取得しましたが、現場で生かせてこその知識だと思っています。

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