現場監督急募!(5) 現場管理と監理

現場監督の仕事には、「監理」と「管理」の二つがあります。「監理」について私たちは「さらかん」と言っており、設計図書通りに現場で施工がなされているかの確認という意味合いです。

一方「管理」は通称「たけかん」。進行管理、工程や安全を管理する、値段や原価、品質を管理する、といった仕事を指します。

現場監督は「監理」と「管理」に関わるプロフェッショナルです。その中でも、「たけかん管理」の方では、建材の値段や原価の管理は、大きな会社であれば営業や積算という役割がカバーすることもあります。一方で、「さらかん監理」は建築的知識が必須で、設計者の意図を読み解き施工現場を統括するうえで、とても重要です。

現場監督が建築士(一級、二級)の資格を取得することは、現場監理において大いに役立ちます。

 

〜〜現場監督募集〜〜

職種:現場監督(正社員)

勤務地:東京都稲城市大丸71-2

勤務時間:8:00〜17:00(所定労働時間8時間)

※時間外勤務あり

※月〜土のうち週5日勤務

給与:月給250,000円〜

※能力、経験、資格等を考慮のうえ優遇

※社保完備

資格:要普通自動車免許

現場監督経験3年以上の方、建築士・建築施工管理技士優遇

 

お問合せ:042-377-4441、または info-dm@kk-daimaru.co.jp

気候危機の時代(6) 避難場所や経路を確認しておく

土砂災害や浸水などの大水害が発生する恐れがある時には、気象庁から警戒レベルに応じた避難情報が発表されます。現在の警戒レベルは5段階。警戒レベル1〜2の段階から注意を払い、警戒レベル3以上の時にはいつでも避難できるように準備をしておきましょう。特にご家庭に乳幼児や高齢者がいる場合は早めの準備が必要です。

警戒レベル1:早期注意報

警戒レベル2:大雨・洪水・高潮注意報

警戒レベル3:高齢者等避難

警戒レベル4:避難指示

警戒レベル5:緊急安全確保

このうち、避難指示は、高齢や障害の有無に関わらず、全員が安全な場所に避難する必要があります。いざという時に慌てないよう、自分の居住地の避難場所や避難経路について、事前に確認しておきましょう。

警戒レベル5の緊急安全確保は、命を脅かすおそれのある災害が既に発生しているか、身近に迫っている緊迫した状況を指します。この段階ではすでに避難には間に合わないと判断されるため、避難ではなく自宅の中で少しでも高いところに身柄を移すなどして、命を守ることを優先します。

気候危機の時代(5) 台風前の備えは

地震と異なり台風の場合は事前に備えることができます。気象予報で台風の進路や降水量の予測がされるため、自分の住む地域でどの程度対策をすればよいのか、事前に判断することができます。

非常食や水の準備はもちろんですが、避難指示が出た場合に速やかに移動できるよう、持ち出し品の準備もします。防災用品に関しては、台風の直前にあわてて準備をするよりも、普段から備えておくことが大切です。

家の中の備えだけでなく、家の外の備えもしておく必要があります。窓や網戸はしっかり鍵をかけて閉めておきます。必要な場合は粘着テープなどで補強します。排水溝に枯葉などの詰まりがある場合は取り除き、水はけをよくしておきます。また、ベランダやデッキなど、屋外にあるものは家の中に入れ、飛ばされないようにします。大きくて家の中に入らないものは、雪囲いのようなもので固定しておく必要もあります。

住まいの水対策(6) 給排水管だけでなく家全体をチェック

一戸建ての給排水トラブルの場合、水道管修理の事業者だけではなく、できれば工務店も一緒に影響を調査するのがベターです。例えば、自宅の壁体内劣化や床下の腐食といった、構造部分への影響がないか、あったとしたら構造を守るための措置が必要になります。

大丸建設でも給排水トラブルに対応していますが、原因を探索するのは、まるで探偵のような気分になります(笑)。なにせ、給排水管は住まい手の目には見えないところに配管されているので、どこに原因があるのか、探らなければいけないからです。

床が浮いたり、壁紙が濡れるなど、配管トラブルが目に見える形になっている場合は、かなりの重症です。そこまでいかないけれど、なんらかのトラブルが発生していそうな場合(例えば、水道メーターが常に少量動いているなど、軽微な水漏れが断続的に発生しているなど)は、超音波で探索することもあります。針を刺して、まるで水脈を探り当てるように、水漏れの箇所を探り、見つけた時にはちょっとした達成感もありますが、まずは早めに、適切に処置をしなければなりません。

住まいの水対策(3) 水道管=給水管。排水管もある。

水道管とは、一般的には「給水管」といいます。水道=上水道から送られてくる水を運ぶ管のことで、キッチンや洗面所、お風呂などの蛇口から出てくる水を送ります。給水管にトラブルが起こると、水道のメーターでの利用料が増えてトラブル発見につながります。

もう一つ、住まいの水に関わる管に「排水管」があります。排水管は、キッチンやトイレ、お風呂などで使った後の水を下水道に流すためのものです。

昔の水道管といえば鉄管でできており、今でも、公園や古い共同住宅の屋外で、水道管に蛇口がついて、そこから草花の散水などに用いるのを見かけることがあるかもしれません。鉄管は経年劣化するとサビ水が出てしまい、健康影響をもたらすこともありました。そのため、この20年ほどで鉄管から塩ビ管に置き換わりが進みましたが、塩ビ管は冬季の凍結に弱く破裂の原因になることもあるため、最近ではさらに強度の高い強化ポリエチレンの管を用いることが増えています。

 

住まいの水対策(2) 水道管トラブルに気づくのは水道屋さん?

水道管は、住まいの中でも目に見えないところに配管されています。床下や壁に覆われて、軽微なトラブルの場合、気づかずに放置してしまうことがしばしまです。しかし、いったん水漏れをしてしまうと水は自然に止まることはないため、壁や床下から水が滲み出てしまった時には大惨事。壁や床下は水に濡れて大変なことになってしまいます。

目に見えないところのトラブルに気づくにはどうしたらいいのでしょうか? 水漏れの場合は、水道メーターの検診に来た方が、明らかに不在なのにメーターが回り続けているような場合や、前回の検診に比べて極端に使用量が多い時などに、「何かありましたか」と声をかけてくださることが多いです。そうして初めて、住まい手が水道管のトラブルに気づいて、工務店や水道工事店に相談が行くことになります。

一戸建ての場合は、天気がいいのに家の周りの庭の土がいつも濡れている、乾かないといった時に、住まい手自身が気づくこともあるようです。

住まいの水対策 (1) 梅雨時こそ、配管周りを見直そう

6月6日、気象庁は関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。先週から天気がぐずつき、天気予報を見ると雨マークと雲マークが入り混じる日々。今年は台風の発生時期も早まっているようです。雨の季節が始まると、室内もジメジメして、カビやサビなどが気になりますね。

今月は雨の季節らしく、雨漏り、配管のメンテナンスなど、水回りを支える大切な配管についてお話しします。住宅に必ずある水道管やガス管ですが、その姿は目に見えないので、普段生活しているとなかなか気にかけないところですよね。しかし、水道管にトラブルがあると、家全体に大きく影響してしまうことも。壁の中が濡れてしまうと、家を支える柱や梁、土台が濡れて、カビや木材普及金の発生につながります。

屋根からの雨漏りも心配の一つ。トラブルがあったら早めに気付いてメンテナンスに結びつけられるようにしましょう。

ウッドデッキ(8)ウッドデッキのある暮らし

今月は、ウッドデッキの魅力と、長く快適に使えるようにするための「適材適所」や、メンテナンス方法についてお話ししました。

大丸建設では、ウッドデッキも含めた屋外空間は、「もう一つの部屋」というくらい、大切な場所だと思っています。特に、都市部で建築面積を広々とれない場合でも、空や周辺の緑、庭の風景なども含めて一つの空間ととらえ、いかに身近な自然を感じながら暮らせるかが、とても大切だと思います。

しかし、屋外は風雨にさらされたり、日光や紫外線などの影響によって、自然物でもある木材の維持や管理が室内よりも大変で、劣化も早いので、こまめにメンテナンスをするか、最初からメンテナンスがラクな材木を選ぶのも重要な選択肢です。
これまで手がけたさまざまな事例のなかから、お客様の環境に合わせて最適な屋外環境を提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

ウッドデッキ(7) グリーンカーテンとの併用

 

ウッドデッキとグリーンカーテン。夏はこの組み合わせで気持ちよく過ごせそうですね。パーゴラがなくてもグリーンカーテンをつくることはできます。
グリーンカーテンとは、つる性の植物をネットやフェンスに絡ませてカーテン状にすることで、夏場は葉の蒸散作用で周辺の温度が下がり、目にも涼しいので、暑さ対策としても有効です。

ウッドデッキの先にプランターを置いて、軒先にフックなどを吊るし、プランターからフックまでグリーンのネットを貼って、苗からつる性の植物を這わせていきます。比較的害虫に強く、実を食べる楽しみがあるのがゴーヤ。ヘチマやキュウリも人気です。朝顔やフウセンカズラなど花を咲かせる植物も見る楽しみがありますね。

グリーンカーテンは省エネにも役立ちます。5〜6月ごろが苗を植えるタイミングなので、今年はぜひチャレンジしてみてくださいね。

ウッドデッキ(6) パーゴラのメリット・デメリット

ウッドデッキとセットで設置されることの多いパーゴラ。パーゴラとはイタリア語で「ブドウ棚」を意味して、柱と屋根のフレームで構成されるエウステリアです。つる性の植物をからませることで、日陰をつくり、目を楽しませてくれます。

ガーデニングをする人や、グリーンカーテンをつくる人に人気ですが、実は、私自身は工務店の立場から、あまりパーゴラを推奨していません。理由は、美しさや緑陰をつくれるメリットよりも、腐りやすい、壊れやすい、メンテナンスしづらいというデメリットの方が勝るためです。

木材で作る場合、パーゴラに適した細さにすると耐久性の面で心配です。近年は大型の台風や暴風雨が増えているので、壊れたり飛んで行ったりする心配もあります。これまで大丸建設でパーゴラを施工したことがありますが、結局その後解体する例も何度か経験してきたので、日陰や緑陰を屋外に作る場合は、シェードやネットなど、取り外し可能なもののほうが結果的にはラクと言えそうです。