無垢なる瞳

約束の時間は大切だ。
ましてはじめてお目にかかるのに遅刻はいけない。
かと言って、早くお邪魔するのもご迷惑になる。そう、設計事務所の場合は大いに有り得ること。
お約束の時間より早く着いたときは・・・ちょこっと散策。
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「はい!チーズ!」と言うと鼻を横に動かしてくれた。
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緑の草を食べようと一生懸命(草原につれて行ってあげたい)
「かわいいですねえ。なんとも言えないですねえ・・・犬より賢そうですね」
隣に居た短パン男性が話しかけてくる。
Ⅰ「本当にかわいいですねえ。瞳がガラスのようですよー」
無垢な魂の前では、人間でさえも無垢な気持ちになる。
『ひと粒の砂に世界を見
 野に咲く花に天国を見るためには
 自分の手のひらに無限を握り
 一瞬のうちに永遠をもて』

 ウィリアム・ブレイク
立て看板の文章になんとなくジーンとくる。
馬が人間に接近するために辿る道は長い!
耳を立て、眼を見開き、首を伸ばし、静かに鼻孔を動かしながら、ゆっくりと
馬は近寄り、ふと、人間の匂いをかいでみる。
馬が安心して、人間の腕を柔らかい鼻面で探るように触れ、人間の手に鼻を
擦り寄せるほど間近に歩み寄るまでには、馬は長い道程を経てきた。
馬は遥か彼方の大草原の野生の世界からやってきて、人間の友となる。
馬と人の世界は異なっている。
順応してもらいたいのなら、馬に個性を失うことなく、仕えさせたいのなら、

・・・読めなくなっていた。
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隈チックな建物だなあ・・・と思ったら、本当に隈研吾事務所の設計であった。
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これは一体なんでしょーか!

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