足場ばれました

「今日は足場がばれる日だったよなあ~」と確認のために夕方現場を訪れる。
すると。
誰も居ないはずの現場に白いトラックの姿と、”コンコン”と金物を打つ音が聞こえてきた。
「誰だ?」と急ぐと。
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みっちゃんが基礎のモルタル仕上げ下地を整えていた。
O「今日はY大工の現場に行ってたんだけど、ちょっと様子を見てこうと思って来たんだぁ」
Ⅰ「それはそれは、気を利かせて下さって・・・ありがとうございます」
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I 「給湯器は昨日設置しちゃったので、大丈夫かな・・・基礎ブロックから動くかな?」
O「・・・あ、動きそうだよ。大丈夫」
足場がとれて現れた、ザ・スタンダードな家の姿を二人で眺めながら
I 「・・・これでよかった?」(と、かるーく聞いてみる)
O「・・・うーん。いいでしょ」
I 「なんということもない外観だけど、素材は間違いないしね・・・時間が経ったときに判りますよね」
O「そうだよ!昔からね、掻き落しの壁は古くなるほど良くなってくるって言われてるんだよ!
  それにね、ここは中が良いよ、他ではなかな出来ないよ」
I 「ですよねえー。外からはわからないけど・・・」
現れた姿を見ながら、「ここは何故こうしたんだっけ?」とか思うことがある。
図面はすべて自分で描いている故、自分が描きそうもない部分があると、はて、何故だろう?
思い出してみると、そうしなければならない理由があったりする。
”そうであればもっとこう出来なかったのか?”とか、今だから至る考えも浮かんでくる。
といいつつも、諸々の条件をクリアすべく、出来る中ではきっとベスト!
(と断言しなければ、施主に申し訳がないだろう。というこでもある。)
施主とお話しながら、その人たちの日常をイメージし、朝起きるとき、ご飯を食べるとき、
その時々を過ごす空間はどういう感じ?と・・・

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