2014年03月04日(火)

家を長く住み継ぐ楽しみ

 戸建ての新築にせよ、戸建てのフルリフォームにせよ、マンションリフォームであれ、私たち大丸建設で手がけさせていただくお客様は、皆さん住まいへの愛着と確固たるライフスタイルを築かれ、お客様の姿勢に学ぶ日々です。特にリフォームの場合は、元々ある住まいに手を加え、長く住み継ぐ姿勢こそ、日本にたくさんある住宅のストックを活用する新しい機運だと思います。
 大丸建設では、100年もつ長寿命の住まいをつくっています。長く住むからこそ周囲の景観に溶け込み、流行に左右されず、主張しすぎない、シンプルで飽きのこない家づくりです。だからこそ、手をかけ、目をかけ、心をかける、安らぎの住まいができるのだと思います。
 規模の大小に関わらず、リフォームでお声をかけていただくことは、私たちを信頼してくださっている証だと、ありがたく感じています。家を長く住み継ぎ、大切な資産を次の世代や住まい手にバトンタッチしていく、そんなリフォームの仕事をこれからも大切にしていきたいと思っています。

2014年03月03日(月)

それでも私たちがマンションリフォームを手がける理由

 大丸建設のような木造の注文住宅を得意とする工務店は、マンションリフォームに関しては決して安くも、早くもないという、あまりぱっとしない話を続けてきましたが(笑)、それでもお客様のご要望があれば、私たちは喜んでマンションリフォームを行います。
 やはり、既存の建材を選んではめるだけではなく、自分の好きなデザインや造作をつくる楽しみは、無垢材・自然素材だからこそ可能という側面もあるのです。例えばキッチンであれば、システムキッチンを選ぶのも楽しいけれど、料理をする人の作業のしやすさ、こだわりの水栓や金具、調理器具を組み合わせることのできるオーダーメイドだって可能ですし、無垢材の床の表面質感は戸建て・マンションを問わず気持ちのよいものです。大工がつくる棚であれば、棚板の高さ、幅、一つひとつ、お客様のご要望に応えることができます。漆喰の壁は表情豊かで調湿性にもすぐれ、何より目にやさしい。
 大丸だからこそできるマンションリフォーム、ぜひ、お問い合わせください。

2014年03月03日(月)

マンションならではの性能を確保する

 マンションリフォームの際は、工事中の近隣への配慮が最重要課題になります。戸建て住宅と異なり、廊下などの共有部分に工具等を置くことはできず、また傷には細心の注意を払い養生等を行っていきます。また、隣家、階下の住民の方への騒音は最大限の配慮が必要です。最初にご近隣の方々へのご挨拶といったコミュニケーションは欠かせません。
 リフォームをご依頼のお客様で、必ずしも皆さんがマンションの元の図面をお持ちとは限りません。コンクリートの精度も様々で、構造上は問題なくても一部クラックなどが入り水漏れの原因になるようなこともあり得ます。
 また、階下への防音は最低限の条件になります。防音性能LL45等級を満たさなければならないので、これを無垢材で担保するのはなかなか難しいのが実情です。そのため、お客様の許可を得られれば、LL45等級の防音床を張った上から無垢材の床を張るなどの処置をとることもあります。

2014年03月01日(土)

木造工務店がマンションリフォームで不利な点

 大丸建設のような個別注文住宅の木造に特化した工務店は、構造、内装、配管、電気工事、設備、外構など、私たちが設計した図面にのっとり、すべてを現場監督が把握して手配に、大工が現場で専門業者と調整をして家をつくります。
 マンションリフォームの専門会社の場合は、住まいに合わせて個別に対応するというよりも、床、天井、ボード、解体などの専門業者に委託をしてコーディネートするのが主流。今のマンションは建材等も規格化されていることが多いので、私たちのような木造専門の業者が個別に造作するよりも、寸法に合う建材を当てはめる方が、工期も短く、コストも安く上がります。
 マンションリフォームの場合は、施工時間も限られます。近隣住民の方のご迷惑にならないよう、9-17時が基本で、撤収なども急がなければなりません。時間厳守なのは戸建て新築も同じですが、工期が迫っている場合は音をうるさくしない範囲で残業をして追いつかせることもできるので……。
 水回りの交換など、設備の入れ替えだけであれば、私たち大丸建設より早い、安い業者はいくらでもあるので、トータルで考えて施工業者を選んでいただくのも一つの手です。

2014年02月28日(金)

マンションのフルリフォームは価格的にもおすすめ

 首都圏で新規に土地を取得し、さらに住宅を新築するとなると、多大なコストが必要になります。相続などでご両親の土地に建てるようなケースでもない限り、希望の広さ、利便性、交通の便など、すべてを兼ね備えることはなかなか難しいように思います。
 しかし、中古マンションを「建物の中の土地」ととらえ、フルリフォームすることで自分らしいデザインや間取りを実現できれば、駅近などの好立地で、かつ集合住宅ならではの利便性を兼ね備え、さらに新築戸建てよりも安価で理想の住宅を取得できる、と考えることもできます。
 戸建てのフルリフォームの場合、構造を残して壊す費用もかかるので、だいたい新築の8割くらいの費用となりますが、マンションの場合はほぼRC(鉄筋コンクリート)造で、基礎や構造部分はそのまま使えますので、かなり割安と言えます。
 配管なども、水が流れる勾配と径の直径さえ確保できれば、水回りも自由に変更ができます。

2014年02月27日(木)

大丸が手がけるマンションリフォーム

 大丸建設では新築同様のフルリフォームから、内装リフォーム、耐震リフォーム、カギの付け替えといった小規模な営繕まで、住まいのことならどのようなことでも対応しています。
 マンションリフォームも手がけていますが、実は、マンション専門のリフォーム業者に比べると、どうしても価格が高くなり、大工の本領を発揮しにくいという面もあります。
 大丸建設が得意とするのは、木造の造作、いわゆる「匠の技」が発揮できる場面です。マンションの場合はそもそも防音性の担保や共有部分でもある外観の統一等で、建材の仕様が決められている場合も多く、個別のマンションに出入りの業者が一括で大量に建材を仕入れるなどして、個別対応せざるを得ない私たちにはコスト面で不利な面があります。
 それでも、お客様の個別のニーズに対応する無垢の木の自然素材リフォームは得意とするところなので、ぜひお問い合わせください。

2014年02月26日(水)

間仕切りは入れるよりも外す方が難しい

 大きな空間に間仕切りを入れて2つの部屋に分けることは、出入口の確保さえできればそれほど難しいことではありませんが、逆に二つの部屋の一つに広げる方が難しいのが本音です。壁をはがしてみたら耐震壁だった、筋交いが入っていた……ということが往々にしてあるからです。建物にとっては、たとえそれが間仕切り壁であっても(耐震壁でなくても)、壁が増える方が強度は増すので、安全面では強化されると言えます。
 リビングを広くしたいから……とのご要望で、壁を外したこともあります。とはいえ、構造上の強度を落とすことはぜったいにできません。壁を抜いても柱だけは残す、筋交いや火打ちなどを入れて見通しは確保しつつ強度は保つ、というような形で、お客様と一つひとつ確認をとりながらご要望に近づけるようにしています。

2014年02月25日(火)

部屋に間仕切りを入れる場合

 1月は年の初めということもあり、リフォームについてのコラムは1カ月お休みといたしました。今月より再開します。住みながらの中規模リフォームについての続きからです。
 新築したときは小さかったお子さんが成長して、大きめにつくっていた子ども室に間仕切りを入れて部屋を区切る。これまで大丸で何軒も手がけている事例です。元々、間仕切りを入れやすいよう、出入口分のスペースを確保したり、柱を真ん中に置いたりしているので、大丸で新築した家であればとてもやりやすいです。
 間仕切り用の壁は耐震壁とは違うので、簡易なものでも大丈夫です(極端に言えば襖やカーテンでもいいくらいです)。実際は石膏ボードを張ることが多いでしょうか。床と壁にちょっとしたフレームをつくり、下地材を置き、そこにボードを立てて釘などでしっかり留めます。耐震壁ではないですが、人間が寄りかかっても平気なくらいの強度は担保できていますので、安心してお使いいただけます(ボードであれば、壁に画鋲で絵などを張っても平気です)。

2014年02月25日(火)

「稲城」に根ざしながら多摩全体を見る

 大丸建設の所在地は東京都稲城市大丸です(だから大丸建設です)。稲城市は多摩丘陵の南部、多摩川沿いに位置し、東京都で言えば町田市に次ぐ南部、神奈川県に隣接しています。ある意味、辺境とも言える地域です。
 私たち安田家は調布市に住居を構えています。私自身は現在、狛江市に住んでいます。地元といえば稲城も調布も同じような感覚で、活動範囲は稲城市、調布市、府中市、多摩市、町田市、川崎市、狛江市、国分寺市や三鷹市、八王子市、世田谷区、横浜市など多岐にわたります。行政区だけで区切るのは難しいと感じています。
 主要幹線道路でいえば鶴川街道や川崎街道、流域でいえば多摩川、地形で言えば多摩丘陵、そのように行政区にしばられず、「多摩に根ざして」のキャッチフレーズで事業を展開していきたいと思っています。
 私たち大丸建設の技術力を必要としてくださるお客様はたくさんいらっしゃると信じています。一つひとつの出会いを大切に、次世代につなげていきたいと考えています。

2014年02月25日(火)

兄に期待していること。

 私の兄・常務取締役の安田博昭は、私の手の回らない情報発信や広報の分野を主に担っています。兄は調布市の小学校でPTA会長を務めてきました。PTAの仕事はボランティアにも関わらず、兄は一生懸命会合に出て、学校と保護者、地域をつなぐ活動をしてきました。
 私は建築業界のイベントや勉強会など、どちらかと言えば同業者との付き合いの方が多いのですが、兄の場合、同業はもとより、地域密着での活動ができています。異業種とのつながりは私よりも多いのではないかと思います。
 ぜひ、兄には地域での顔と信頼を生かし、営業面で私をサポートしてほしいと思っています。私にはできないことで、兄にしかできないことがたくさんあるのですから。