巨匠

磯崎新
TOTO出版主催の講演会
isoz-2.jpgisoz-1.jpg
ルイジ・ノーノの音楽が流れる中で巨匠の話が続くという芸術鑑賞のようなレクチャーだった。
「・・・話が絡み合っているので、判りずらいと思いますが・・」とご本人が仰るようにその内容を理解できる
人は極限られたはず。
そのレクチャーがある意味で芸術だと考えたなら、それぞれの今に何かが生まれたり、考えたりするような時間で
あり、そして、何かを伝えようとする熱意に触れ、お上人のお説教でも聴いているときのような有難い気分になる
不思議なものだった。なぁ。
キーワード
・ルイジ・ノーノとカルロ・スカルパ
・武満徹
・『進むべき道はない。しかし、進まねばならない』
・前衛 → 前に道があった
・立原道造
・”環境”というワードの持つ意味の変化
・『デザインすることがどれだけの意味をもつかということが意味がない』
・60年
・大東亜共栄圏
磯崎新の実作については興味を持てずに実際に見に行ったこともないが、著書は数冊を手にするも、
読みきれたものは一冊もなかった。よくわからなくとも、手にしてしまう何かがあるのだなあ。
ご自身でも仰っていた
「建築をやっている人はこの章は読んでくれるけれど、この章は判らないと言って読んでくれない。
 文学や芸術をやっている人はこの章は読むけど、他の章を読んではくれない」
・・・私はほとんどの章がわからなかったと言えるかも。
このような機会を作ってくれる各メーカーさんには感謝する!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です