2023年の抱負(4) 工務店仲間とのつながりを増やしたい。

大丸建設は「匠の会」や「チルチンびと『地域主義工務店』の会」に長く所属し、日本の伝統的な木造建築を手がける工務店仲間が全国にいます。定期的に勉強会や交流の機会があり、また仕事でもお互いを支え合う、大切な仲間です。

2023年は「チルチンびと『地域主義工務店』の会」が設立して20周年を迎えます。発足時の2003年はシックハウス法と呼ばれる改正省エネ法が施行された年です。住宅建材に含まれる有害化学物質や、シロアリ防蟻のための薬剤散布によるシックハウスが大きな社会課題になっていました。それから20年、シックハウスに対する社会の関心は高まり、住宅建材だけでなく、化粧品や洗剤・柔軟剤などに含まれる香料による「香害」にも注目が集まるようになりました。

住宅に関する社会課題を知り、工務店として先駆けて課題解決に力を注ぐことも、私たちの大切な使命です。ただ、大丸建設一社の力には限界があります。志を共にする工務店仲間と手を携えることで、住宅建築を通じた社会貢献をしていきたいと思います。

 

チルチンびと『地域主義工務店』の会

https://www.chilchinbito-hiroba.jp/koumutennokai/

 

協同組合「匠の会」

https://takumi.or.jp/

2023年の抱負(3) 建築家との仕事を増やしたい。

大丸建設はこの数年、建築家との仕事が増えてきました。チルチンびと地域主義建築家連合(URA)の建築家の方々とのオープンカフェを通して、松本直子さんの設計する住宅の施工が多くなりました。シンプルでありながらも斬新なデザインをする松本さんの設計図面を形にするためには、図面を読み込む力、確実な施工力が必要です。私たちにとっても技術を伸ばす機会になり、たいへん大きな刺激を得ています。

ことこと設計室の小林敏也さんともこの数年、いくつかの物件でお仕事をご一緒させていただいています。建築家のこだわりとお施主さんの夢を確実に形にしていく仕事は、工務店としてもたいへんやりがいのあるものです。

この経験をもとに、今年はさらに多くの建築家にご用命いただけるよう、技術の研鑽に努めていきたいと思います。

 

松本直子建築設計事務所

https://n-matsumoto1997.com/

 

ことこと設計室

https://www.atelier-cotocoto.com/

2023年の抱負(2) 働く仲間を増やしたい。

今年の大丸建設は、ともに働き、いい家をつくる仲間を増やしていきたいです。

新築着工棟数、大規模リフォームを手掛けた数が順調に伸びて、営業成績は上がり調子だった昨年。長年大丸建設の現場監督を担っていたメンバーが退職したのが重なり、現場がかなり忙しくなってしまいました。私自身が現場監督としての経験が長く、私が現場に入ることでなんとか回すことができたものの、経営者としては大丸建設の発信や営業、外部ネットワークとの連携などがおろそかにならないよう、現場を強化したいと考えています。

昨年11〜12月のブログでは、大丸建設の現場監督として働く魅力ややりがいについてまとめました。引き続き、ともに働く仲間を募集しています。私の持っている知識や経験は全てお伝えするつもりです。我こそは!と思う方は、ぜひご応募ください。

 

https://www.kk-daimaru.co.jp/blog01/2022/11/

首都圏の建築事情(8) リノベも選択肢の一つ

土地の価格が高く、小さな土地を選ばざるを得ない首都圏での住宅建築時には、新築ではなくリノベーションというのも選択肢の一つです。大丸建設でも大規模リフォームやリノベーションを手掛けることがあります。フルリノベーションの場合は従来の住宅の骨組みだけ残して、あとは内装もプランも設備も一から作るため、新築同様になります。骨組みを生かすため建築費用は1〜2割は安くなります。

もともと自分が住んでいた住宅をリノベーションする場合は別ですが、中古物件を取得してのリノベを検討する際は、その住宅がどのような状態であるかを取得前に確認しておく必要があります。新築時の図面通りの場合は問題ありませんが、時々増築によって建築違反のことがあるケースがあります。敷地に対して延べ床面積が大きい、増築の届出をしておらず建築確認済証がないこともあります。

取得前に私たちにご相談いただければ、的確に判断できますので、遠慮なくお問合せください。

首都圏の建築事情(7) 道が細い住宅地

昔ながらの路地裏、裏道、遊歩道。下町ならではの風情ある街並みは、私も大好きです。人と人の距離が近く、和やかな関係性が生まれやすいのが魅力です。

しかし、新しく家を建てる場合は、その土地で住宅を建築できるかどうか、そのものの判断が必要になります。具体的には建築基準法上の「接道義務」というもので、「幅4メートル以上の道路に2メートル以上の間口で接していること」という条件を満たさなければ、「再建築不可」になってしまいます。

制限がある物件でも、制限の範囲内でなんとか建築できることもありますが、建築時に車を横付けできずに資材を運べないと、手で運搬することになり、その分の人的コストが上乗せされます。

接道についてはプランによって調整できることもあります。いずれにせよ、敷地に制限がある場合は設計者の個性や力量が問われます。

 

首都圏の建築事情(6) 法面の多い土地に潜むリスク

法面(のりめん)とは、土地の中で傾斜している部分のことを言います。中でも、丘陵等の自然な傾斜ではなく、切り土や盛り土といった人工的につけられた斜面を「法(のり)をつける」といって、人工的な斜面を指します。

土地面積のうち法面が多いと、実際の建築面積は下がります。建築する立場からすると、法面に家を建てるのはリスクがあります。擁壁がしっかりしていればなんとかなるかもしれませんが、人工的につくられた斜面は一般的に地盤が弱いので、地震等の災害時に大きなリスクとなります。そのリスクを低減するために、深基礎や高基礎、地盤改良など、結局基礎にお金をかけなければいけなくなります。

せっかく安く土地を取得しても、地盤改良や擁壁の追加、基礎に費用を費やして、トータルのコストは高くなるのにも関わらず、災害時のリスクが高い家になるので、法面のある土地を取得する場合には注意が必要です。

首都圏の建築事情(5) 電磁波対策には付近の送電線をチェック

首都圏で住宅を探す時に、周辺環境も気になるところです。送電線や高圧線については、周囲に一定程度の電磁波を発生しているので、電磁波が気になる方にとっては避けたくなるかもしれません。普段使っている家電やスマートフォンからの電磁波のリスクもあるので、電線からの電磁波の健康影響について明らかなことは言えません。しかし、高圧線の電磁波はそれ自体が大きなものなので、特に過敏症の方は要チェックポイントの一つになります。

首都圏はどうしても土地の取得に限りがあること、また住宅密集のため、住宅街の近くに送電線や高圧線が立つのは致し方ないものです。電磁波や景観の面から、世間一般的に「嫌悪施設」とも言われる高圧線。その分、土地の補償料として土地取得が若干安価であることも事実です。

土地の価格は広さや日当たり、利便性など、周辺環境によって大きく異なります。価格には理由があるため、メリットとデメリットを見極めて取得する必要があります。

 

2023年の抱負(1) 本年もよろしくお願い申し上げます。

新年あけましておめでとうございます。

私、安田佳正が株式会社大丸建設の6代目社長に就任して、二度目の正月を迎えます。おかげさまで、新築や大規模リフォームの着工件数も伸び、安定的な経営状況で新年を迎えられたことにホッと安堵しています。木材価格の高騰や物価高の影響もあり、利益的にはまだまだの部分はありますが、会社としてはスタッフが一丸となっていい形で1年を走り抜けることができたと感じています。

ご家族や親戚のご紹介で大丸建設に声をかけてくださる方、化学物質過敏症でお困りのなか「大丸になら任せられる」と信頼を寄せてくださる方、スタッフの地道な広報で大丸建設を知ってアプローチしてくださる方……お客様の存在あってこそ、我々は住まいづくりに励むことができ、心から感謝しています。

今年は、いい住まいをさらに増やしていきたい。そのためには、多方面で仲間を増やしていくことが大切だと考えています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

首都圏の建築事情(4) ハタザオの土地の有効活用を

首都圏は土地に恵まれていないぶん、ユニークな形状で販売されている土地が結構あります。代表的なのは「ハタザオ」という形状の土地です。敷地の一部が、旗の竿(棒)のような状態の形で、たいていの場合は車が1、2台停められたり、玄関先までの通路のように使われることが多いです。通路的に使う土地も敷地に含まれるので、販売する際には土地の面積が広く感じられるのが特徴です。
ハタザオの土地は一般的に使い勝手が悪いと思われがちですが、私がこれまで手がけてきたなかでも、意外と日当たりがよかったり、駐車スペースをサオ部分に確保できることもあるので、モノによってはお買い得とも言えます。工事をする際に材料を運ぶのが大変なことが多いので、それは難点ですが(笑)、生活するうえでは問題がないことがほとんどです。

ハタザオだからいい、悪いではなく、いかに敷地全体を有効活用していくか、土地の良い部分を見て住まいの設計に活かせるかは、ぜひ私たちプロにご相談ください。土地購入の段階でご相談いただくのがおすすめです。

首都圏の建築事情(3) ご近所さんは選べない

狭い土地が多い首都圏で家を建てる場合、隣家や周辺住宅への目線や音、日射への配慮をした建築は大切です。一方で、建主や工務店がどれほど気を配っても、ご近所さんの人間関係は事前に把握できないことが多く、こればかりは住んでみなければわからないものです。

とはいえ、住んだ後に、ご近所さんにクレーマーがいたり、騒音や悪臭のあるご家庭があるといった、ご近所トラブルはしんどいもの。いくら素敵な住まいを建てても、近隣との関係で生活上にストレスを抱えてしまうのはつらいことなので、それを未然に防ぐために、できる限りの情報収集をしておくことが大切です。

土地の取得を検討している時には、不動産屋さんにご近所トラブルがないかどうか聞いてみましょう。不動産屋でそこまでの情報を持っているところは少ないかも知れませんが、かつてトラブルがあったような場合は伝えてくれるかもしれません。近隣を何度も訪れて自分の目と耳で確かめてみることも大切です。できれば土日に一度見るだけでなく、平日の生活時間帯などの様子を知っておくことをおすすめします。