建築家との仕事_4 自然素材に特化した工務店の強み

2020年ごろから、建築家の松本直子さんの仕事が毎年数件、コンスタントに入るようになりました。きっかけは2019年に大丸建設の社屋で開催した「オープンカフェ」のゲストで松本さんをお招きし、その際にいろいろお話しして、お互いのことを深く知り合うようになったことが大きいです。松本さんは、首都圏で特に東京都内の住宅の設計を手掛けることが多く、また自然素材を使った住まいをコンセプトにされているため、大丸建設との相性がよかったのかもしれません。

化学物質過敏症(CS)のお客様の住まいを一緒につくった際には、松本さんと何度も話し合いをしながら、お客様の症状を深く理解して丁寧に進めました。大丸建設ではCSに対応した住まいづくりができ、私自身も素材のテストや施工時に起こるご不安の解消などを冷静に対処してきた経験があったので、お互いに相談をして現場を進めていくのにあたり、信頼関係を築くことができたように思います。

設計:松本直子氏

建築家との仕事_3 刺激と成長

チルチンびと地域主義建築家連合(URA)」の建築家が毎月大丸建設に訪れてくださるようになったことで、私たちにとっては、たいへん大きな刺激になりました。コロナ前だったので「オープンカフェ」という形で、地域のお客様が大丸建設の本社に気軽に立ち寄り、住まいの相談をしていただく、というコンセプトで実施していました。お客様がいらっしゃらない時間帯には、大丸建設のスタッフとゲストの建築家で歓談し、本社1階のリノベーション計画にアドバイスをいただいたり、デザインで大切にしているポイントを伺うなど、学ぶことがとても多かったです。

設計:木下治仁氏

それまでは雑誌『チルチンびと』でその作品を見て憧れる存在だった建築家を、大丸建設にお招きすることによって、個別に語り合う時間を持ち、結果的にそれがきっかけとなって建築家の仕事が増えてくるようになった意味で、とても有意義なチャレンジだったと思っています。

 

 

 

建築家との仕事_2 建築家との仕事の始まり

大丸建設が建築家との仕事を意識し始めたのは、2019年のことです。これまでは工務店という立場で、「チルチンびと『地域主義工務店』の会」や「協同組合匠の会」というネットワーク組織の中で、建築家のデザインする物件の事例にふれることはありました。一方で、自社でも設計できるスタッフがいて、お客さまと直接やりとりすることを大切にしていたので、特に建築家とのコラボレーションを積極的に行なっていたわけではありませんでした。

2019年に定年を過ぎても長く大丸建設で勤め上げてくれた営業・設計のスタッフが退職するのを機に、本格的に建築家との仕事を検討し始めました。2019年5月に、「チルチンびと地域主義建築家連合(URA)」とのコラボイベントを発表し、毎月、URAの建築家を「だいまるけんせつオープンカフェ」にお招きすることになったのです。

URAとのコラボを発表するブログ

https://www.kk-daimaru.co.jp/blog01/2019/05/

 

建築家との仕事_1 大丸建設とコラボしている建築家

大丸建設ではここ数年、建築家との仕事の割合が増えてきました。特に松本直子さん(松本直子建築設計事務所)からは年に2、3軒ほど依頼を受け、松本さんのデザインした住宅の施工に携わることがあります。

ことこと設計室の小林敏也さんや、木下治仁建築設計事務所の木下治仁さん、atelier I’s 一級建築士事務所の伊藤誠康さんに、この数年はお世話になっています。

今月は、工務店の立場から建築家との仕事についてお話しします。

設計:木下治仁氏

 

松本直子建築設計事務所

https://n-matsumoto1997.com/

 

ことこと設計室

https://www.atelier-cotocoto.com/

 

木下治仁建築設計事務所

https://hkarchitects.studio.site/

 

atelier I’s 一級建築士事務所

http://atelier-is.net/

 

2023年の抱負(8) 会社のHPやSNSのファンを増やしたい。

大丸建設は小さな工務店ではありますが、20年以上前からホームページを開設し、当社の手がけた住まいや、私たちの思いについて発信しています。ホームページでは住宅の事例紹介や、スタッフブロブも3つ(私のこのブログ、現場監督のブログ、広報スタッフのブログ)やっており、日々どんな活動をしているのかを伝えています。SNSはFacebookを通して、日々新たな情報を発信しています。

地道な広報の積み重ねが、新たなお客様につながっているのを実感しています。九州に引っ越してもなお大丸建設を支えてくれているスタッフがブログやSNSを担当し、着実に仕事を進めてくれます。地元在住で絵が得意なスタッフが心をこめて書く会社前の看板にもファンがついています。

私一人ではできないことも、さまざまな形で支えてくれるスタッフがいるからこそ、チームとして大丸建設の強みを発信することができています。住宅建築の大切な情報や知識もお伝えしていますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。SNSのシェア、いいね!も大歓迎です。

 

 

2023年の抱負(7) お客様を増やしていきたい。

2022年、大丸建設は本当に多くのお客様に恵まれました。毎月のように新しいお問合せが入り、またOBのお客様からのご紹介があり、建築途中の建物の近くを通りがかった方からつながり、近隣に配ったチラシから大丸建設を知ってくださる方があり……。

私は、お客様が大丸建設の最大の応援団だと思っています。現場で積み重ねてきた信頼関係、自然素材の家に住む実感を周囲の方に伝えてくださるからこそ、大丸建設へのお仕事の依頼につながっています。

お客様から、今どのような住まいが望まれているのかを知り、ライフスタイルへの指向を知ることができます。この10年くらいは、特に断熱や省エネなどについての知識が深く、よく学んでいるお客様が増えているなあと感じます。私たちもお客様のご質問やご要望に的確に応えられるように務めていきたいです。

今年も、新たなお客様と出会い、お客様同士という仲間を増やしていきたいと願っています。

2023年の抱負(6) 日本の森を支える仲間を増やしていきたい。

自然素材や無垢材を使った、美しい日本の住まいを作ること。それは森林大国・日本の環境を持続可能にすることにつながり、自然と共存した伝統的な技術を未来に伝えることに直結します。日本は世界でも有数の森林大国で、木を使った住まいづくりの分野では世界でも最も古く、また最新の技術があります。

住宅で使う木を育む森林は、使うことによって維持されていきます。人工林は計画的に植樹され、維持管理され、伐採と利用を繰り返していくことで、森林の持つ公益的機能が維持されます。適切に管理された森林には水源を涵養して洪水を防ぐ機能があります。また、成長期の植物の葉は光合成して二酸化炭素を固定し、酸素を放出します。地球温暖化の原因物質の一つとされる二酸化炭素の吸収源となるため、日本の木を使うこと=日本の森林を維持し、地球温暖化防止に貢献することにつながります。

日本の木を使い、森を守るには、多くの人がその機能を知って、使っていく機運を高めていくことです。そんな仲間を日本中に増やしていきたいと思います。

 

2023年の抱負(3) 建築家との仕事を増やしたい。

大丸建設はこの数年、建築家との仕事が増えてきました。チルチンびと地域主義建築家連合(URA)の建築家の方々とのオープンカフェを通して、松本直子さんの設計する住宅の施工が多くなりました。シンプルでありながらも斬新なデザインをする松本さんの設計図面を形にするためには、図面を読み込む力、確実な施工力が必要です。私たちにとっても技術を伸ばす機会になり、たいへん大きな刺激を得ています。

ことこと設計室の小林敏也さんともこの数年、いくつかの物件でお仕事をご一緒させていただいています。建築家のこだわりとお施主さんの夢を確実に形にしていく仕事は、工務店としてもたいへんやりがいのあるものです。

この経験をもとに、今年はさらに多くの建築家にご用命いただけるよう、技術の研鑽に努めていきたいと思います。

 

松本直子建築設計事務所

https://n-matsumoto1997.com/

 

ことこと設計室

https://www.atelier-cotocoto.com/

首都圏の建築事情(8) リノベも選択肢の一つ

土地の価格が高く、小さな土地を選ばざるを得ない首都圏での住宅建築時には、新築ではなくリノベーションというのも選択肢の一つです。大丸建設でも大規模リフォームやリノベーションを手掛けることがあります。フルリノベーションの場合は従来の住宅の骨組みだけ残して、あとは内装もプランも設備も一から作るため、新築同様になります。骨組みを生かすため建築費用は1〜2割は安くなります。

もともと自分が住んでいた住宅をリノベーションする場合は別ですが、中古物件を取得してのリノベを検討する際は、その住宅がどのような状態であるかを取得前に確認しておく必要があります。新築時の図面通りの場合は問題ありませんが、時々増築によって建築違反のことがあるケースがあります。敷地に対して延べ床面積が大きい、増築の届出をしておらず建築確認済証がないこともあります。

取得前に私たちにご相談いただければ、的確に判断できますので、遠慮なくお問合せください。

首都圏の建築事情(7) 道が細い住宅地

昔ながらの路地裏、裏道、遊歩道。下町ならではの風情ある街並みは、私も大好きです。人と人の距離が近く、和やかな関係性が生まれやすいのが魅力です。

しかし、新しく家を建てる場合は、その土地で住宅を建築できるかどうか、そのものの判断が必要になります。具体的には建築基準法上の「接道義務」というもので、「幅4メートル以上の道路に2メートル以上の間口で接していること」という条件を満たさなければ、「再建築不可」になってしまいます。

制限がある物件でも、制限の範囲内でなんとか建築できることもありますが、建築時に車を横付けできずに資材を運べないと、手で運搬することになり、その分の人的コストが上乗せされます。

接道についてはプランによって調整できることもあります。いずれにせよ、敷地に制限がある場合は設計者の個性や力量が問われます。