
現在、大丸建設では水道管や塗料、断熱材、そしてベニヤ板といった建材の入手が困難になり、代替品の確保や工期の調整を進めていますが、すでに大きな影響を被っています。一つの部材が遅れるだけで、現場全体の工程が動かなくなる。家づくりは、そうした連続性の上に成り立っています。
たとえば、ユニットバスの入荷が一カ月遅れると、その間に予定していた壁の仕上げや、その後に続く内装工事も、順に後ろへずれていきます。職人さんの段取りも組み直しになり、別の現場との兼ね合いも生じます。基礎、大工、設備、仕上げと、現場は多くの職種が時間軸でつながっているため、一カ所の遅れがいくつもの工程に波及します。

最近は、こうした工期の遅れが、決して特別なことではなくなってきました。大手の建設会社ですら、納期やコストが見合わずに見積もりを出せない、ということが起きていると聞きます。資材だけでなく、人手不足といった問題も重なり、現場の段取りはこれまで以上に難しいものになっています。
工期が延びれば、当然コストにも影響します。仮設の費用や職人さんをおさえておく費用、管理の手間が増え、お客さまにとっては、お引っ越しの時期にも関わってきます。
だからこそ、私たちはできるだけ早い段階で見通しを共有し、無理な工程を組まないように調整を試みています。「予定通りに進めるための準備」だけでなく、「予定がずれたときにどう動くか」も、あわせて考えるようになりました。家づくりの時間軸は、思っていた以上に外の世界とつながっています。そのことを前提に、現場の組み立てを見直していく時期に来ていると感じています。





