第1回 中東情勢から、家づくりへ届く影

ニュースを見ていると、中東情勢の緊張や、原油価格の動きが毎日のように報じられています。遠い地域の出来事のように感じる方も多いかもしれませんが、建築現場にいる立場からすると、その影響はすでに足元まで届いていると感じています。

日本の住宅は、見えにくいところで海外との結びつきが多くあります。鋼材、合板、断熱材、設備機器の部品、配管に使う部材など、輸入や海外で組み立てられたものに頼っている割合は、思っている以上に大きいものです。輸送ルートが混乱したり、原油価格が上がったりすると、その影響が玉突きとなり、国内の納期や価格にじわじわと響いてきます。

 

家づくりは、社会情勢から切り離されたものではありません。ニュースの向こう側の出来事が、ある日、現場の見積書や工程表の中に、姿を変えてあらわれます。コロナ禍からウッドショックを経て、そのつながりが目に見える形で表れることを、私たちはすでに経験してきましたし、このブログでも何度かお伝えしていることです。

 

そして今、同じような波が、ふたたび現場に押し寄せてきています。その影響はすでに大きくなり、お客様に納期についてご相談することも出ています。今回からしばらく、この資材不足の現状について、現場で見えていることや、私たちがどう向き合おうとしているのかを、少しずつお伝えしていきたいと考えています。

 

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