東日本大震災で直接死は少ない

東日本大震災で最も大きな震度7を観測したのは、宮城県栗原市、木材産地でもある「くりこま高原」のエリアです。くりこまは近年、度々大地震に見舞われていますが、その経験もあったのか、東日本大震災の時には人的被害(死者)はなく、大きな施設被害もありませんでした。

東日本大震災は、何と言っても、津波の被害が大きかったのです。死者数は現時点でわかっている方で15,893名(さらに行方不明者が2.553名います)、東北3県以外でも、東京・神奈川を含む関東地方で61名の死者となりました。死因の90%は溺死で、残り10%の圧死・損傷死・焼死も、ほとんどが津波による瓦礫が原因とされています。地震の揺れによる建造物の倒壊や落下などによる直接死は100人以下と推計されています。東日本大震災はプレート境界型の地震です。

 

同じく最大震度7を記録した熊本地震は、内陸型地震と呼ばれ、大陸プレート内の断層ズレによるものです。震災での直接死は50人、車中泊などによるエコノミークラス症候群といった震災関連死が102人です。

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