大丸建設はもともと、明治初期に宮大工として創業した家系で、日本の材木を使うことに長けていました。しかし、戦後の経済成長期に住宅にも大量生産・大量消費の波が押し寄せ、新建材や安い外国産材が主流となった時代、大丸建設も一般的な住まいづくりを進めていた時期もあります。
現社長の安田昭が2013年、「チルチンびと『地域主義工務店』の会」の設立に参画したことがきっかけで、仲間の工務店たちと一緒に今後100年、200年と続く住まいづくりを深く考えました。今後、私たちが未来に残していきたいのは、日本の材を使い、日本の大工技術を未来に伝えていくこと。そして、新しい技術と研鑽を積んでおこなっていくことではないかと考え、私や兄をチルチンびとの会に連れ出し、勉強と研鑽を積みました。その時に国産材と自然素材の家作りに原点回帰し、今に続きます。