
東京都は、全国でも先進的な子育て支援策を展開しており、その充実度は他の政令指定都市と比べても群を抜いています。たとえば、都内全域で実施されている「子ども医療費助成制度」では、通院・入院を問わず中学3年生までの医療費が原則無料。さらに、東京都独自の「赤ちゃんファースト」事業では、出産家庭に10万円分の子育て支援用品等が提供され、育児初期の経済的負担を軽減しています。
そのなかでも稲城市は、独自の取り組みで子育て世代から注目を集めています。市内には6カ所の児童館があり、未就学児と保護者が自由に遊び、交流できる「子育て広場」も整備されています。また、0歳から就学前までの親子を対象とした「いなぎ子育てカフェ」では、保育士や子育てアドバイザーによる育児相談も実施。さらに、妊娠期から出産、育児に至るまで一貫した支援体制が整備されており、「稲城市子育てガイドブック」は市内での子育て生活において心強い情報源となっています。稲城市は待機児童ゼロを維持しており、保育園・幼稚園の受け入れ体制が整っています。

東京都全体の支援の手厚さと、稲城市独自の取り組みが相まって、稲城市は「子育てしやすいまち」として確実に存在感を高めています。そんな理由から、稲城市への子育て世代の移住・定住が進んでいるというわけです。
