ウッドデッキ(5) ウッドデッキには腐りにくい南洋材

 

ウッドデッキに適しているのは、いわゆる「ハードウッド」と呼ばれる、赤道直下で育った硬くて重い広葉樹です。水にも沈むほど重く、硬くて目が詰まっているので、水を吸いづらいのが特徴です。ゆえに腐りづらく、国産材より値が張りますが、メンテナンスがラクなので、外構や公共空間でよく使われます。代表的な樹種として、イペ、ジャラ、セランガンバツ材があります。

イペは黄褐色の常緑広葉樹で、ブラジルなど南米が原産地です。反りや狂いが少なく、臨海部のボードウォークなどによく使われています。
ジャラはアマゾンジャラとも呼ばれ、目が詰まって赤く美しい木肌が特徴のデッキ材です。腐食や虫害に強く、防腐処理が不要と言われるほど堅牢です。

セランガンバツはインドネシアやマレーシアに広く分布し、比較的安価で安定的に供給されることから、近年人気があります。個人住宅のウッドデッキやウッドフェンスに使われることが多いです。

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