日本の森林は約2500万平米あり、国土の面積が3779万平米なので、国土の約66%、つまり3分の2が森林に覆われている、世界でも屈指の森林国です(1位がフィンランド、2位がスウェーデン)。日本の森林のうち5割が天然林、4割が人工林(杉や檜など建築用材として植えられた林)で、その他が残り1割です。
日 本の森林面積はこの40年、ほどんど変わっていませんが、森林蓄積(木の幹の体積)は年々増え続け、過去40年間で2.3倍に増えているそうです(http://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/koutai.php)。こうした数字から、増え続ける資源を有効に活用していくことが大切であり、それが国内産業を活性化することにもつながります。
一方で、林業に関わる人の高齢化、担い手不足の問題は深刻です。使うべき資 源があるにも関わらず、担い手がいなければ、林業を持続可能にしていくことは不可能です。林業で食べられる人を増やしていくことが、これから急務になるのではないでしょうか。