助け合う心を大切に。

 東日本大震災の記憶をたぐり寄せると、時々、胸が痛むことがあります。震災直後の東京は、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどからあっという間にモノが消えてなくなり、買い占めの長蛇の列の凄まじい状況に、言葉を失いました。
 4月下旬には宮城県・岩手県に入り、ボランティアをしてきましたが、東北の人たちは支援物資などを分かち合い、誰もが大変な状況なのにも関わらず、周囲の人のことを思いやり、助け合っていました。
 震災直後の東京と、東北で、こんなにも違う光景を目にして、もし東京で大地震が起こったら、私たちは助け合えるのだろうかと、心配に思っています。
 東京では今後4年以内に直下型の大地震が起こる可能性が70%以上と言われています。防災備品を蓄えることも大切ですが、いざという時に隣近所の方や、その時同じ場所に居合わせた人と助け合えるような、やさしい人間関係を育んでいくことも同じくらいに大切なのではないかと、私は思います。

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