常に防災用品を携行するのか、身軽に動くのか。

 備えあれば憂いなし、とは言うものの、ご家庭にストックしてある防災備品すべてを持って移動したり、避難することは難しいのではないかと私は思います。特にご高齢の方や小さなお子さんを抱えている方は、無理して大きな荷物を持つよりも、まずは守るべき存在を最優先にしてほしいと思います。
 私は、防災袋には食料品や水などを大量に入れておくよりも、救急用品をコンパクトにまとめておいて、サッとそれを持って身軽に動く方がいいと思います。地震で餓死者が出ることは、まずありません。数時間から1-2日のうちに救援物資が届きます。それよりも、怪我をしたら逃げることも動くことも難しくなってしまうので、絆創膏、包帯、消毒薬、はさみ、カッター、脱脂綿などをすぐに取り出せる位置に置いておくようにして、万が一自宅で篭城するようなことがあれば防災備品の食料や水を活用するのがよいと思います。
 また、携帯電話などがつながらない状況のなかで、1本マジックがあれば、自分の居場所や安否だけを近くにある紙でも壁にでも書いておけるので、マジックの携行をおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です