室内に空気を対流させるのがポイント

 住まいのカビ対策として有効なのは、常に室内に空気が流れていること。空気の対流を発生させるには、必ず、風の入口と出口をつくることです。ジメジメした梅雨時に換気をしようとして窓を開けても、空気の出口がなければ、単に湿った空気を取り込むだけになってしまいます。できれば部屋の対角線上に空気の出口を設けると、スーッと風が流れます。
 部屋の形状によっては対角線上に空気の入口と出口をとれないこともあります。窓が1カ所しかない場合もあります。その場合もできるだけ、同じ方向であっても、2カ所開口をつくることです。たとえば窓が1カ所しかない場合、窓の右側と左側をちょっとずつ開けます。空気は自由に動くので、壁や天井にぶつかって、出口を見つけて出ていこうとします。「入り口をつくったら出口もつくる」を原則に、こまめに換気をしていきましょう。

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