多摩エリアには立川断層がある

阪神・淡路大震災は直下型地震で、直下型地震は活断層のずれなどによって発生するため、活断層が走っている地域では、慎重かつ厳重な防災対策と、耐震対策が必要です。

 

東京都内では、奥多摩地域から立川を経て、国立から多摩川までのびる「立川断層」が存在します。立川断層の活動周期は5000年程度と予想されており、近未来に断層のズレが起こる可能性は少ないと言われています。大丸建設のある稲城市や、多摩市、調布市、府中市、日野市も立川断層から近いため、私たちの建てたお客様に対して、きめ細やかなフォローが必要だと思っています。

ただ、必要以上に住民の不安をあおらず、断層の存在は認めつつも活動周期からは直近での大地震につながる可能性は決して高くないとも言われているので、備えあれば憂いなしと準備をしつつ、日頃からの防災意識を呼びかけたいと思います。

東日本大震災で直接死は少ない

東日本大震災で最も大きな震度7を観測したのは、宮城県栗原市、木材産地でもある「くりこま高原」のエリアです。くりこまは近年、度々大地震に見舞われていますが、その経験もあったのか、東日本大震災の時には人的被害(死者)はなく、大きな施設被害もありませんでした。

東日本大震災は、何と言っても、津波の被害が大きかったのです。死者数は現時点でわかっている方で15,893名(さらに行方不明者が2.553名います)、東北3県以外でも、東京・神奈川を含む関東地方で61名の死者となりました。死因の90%は溺死で、残り10%の圧死・損傷死・焼死も、ほとんどが津波による瓦礫が原因とされています。地震の揺れによる建造物の倒壊や落下などによる直接死は100人以下と推計されています。東日本大震災はプレート境界型の地震です。

 

同じく最大震度7を記録した熊本地震は、内陸型地震と呼ばれ、大陸プレート内の断層ズレによるものです。震災での直接死は50人、車中泊などによるエコノミークラス症候群といった震災関連死が102人です。

東日本大震災から7年、あの時のこと。

もう少しで、東日本大震災のメモリアルデーがやってきます。毎年この時期になると、耐震のこと、防災のこと、そして人の命を守る住まいをつくる責任を思い起こします。

東日本大震災の時、私はちょうど、建築現場にいました。ものすごい揺れを感じたものの、建設中の家はしなやかに強靭に耐え、私は「大丸建設の建てる住宅は、強い」と手応えを感じました。それから、職人と社員、ほかの建設中の住まいの無事を確認し、仕事を続けて、帰宅しました。

 

その後、テレビやインターネットで、東北地方が壊滅的な被害を受けていることを知りました。目の前で、なすすべなく津波に押し流される東北の街並みに、胸が痛みました。今は目の前の仕事を精一杯やり、お客様にきちんとお引渡しをしてから、いつか東北に渡り、被災地の方々の役に立ちたい、との思いを強くしました。