仕上がりのきれいさとは何か?

大丸建設の大工は腕がいい、それは自信を持って言い切ることができます。その「腕」はどこで見ればいいのでしょうか。一言でいうと「仕上がりのきれいさ」なのですが、それも、なかなか言葉で伝えるのは難しいです。

例えば、板を張るときに、きちんと木目が揃っていること。木目が揃っているのは当たり前のように思えますが、一つひとつ異なる木のなかで、木目の性質を見極めて揃えていくのは、意外と大変なことです。材のすべてに目を通して、それを実際に並べ合わせていく前に「木の上を向いているか下を向いているか」「赤身と白太のバランス」「板目の間隔」などを判断します。

木は材木になってからも生きているので、室内環境によって割れたり反ったりします。それも当たり前のこととして、将来を考えて配置することも大切です。

また、ほぞや溝などの切り込みがきれいかどうか、ケバが立っていないかなど、細かいおさまりにまで木を配るのが、一流の大工さんなのです。

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