横殴りの雨に要注意

 近年、地球温暖化の影響か、短時間で集中的に強い雨が降るゲリラ豪雨や、台風が激化したり、スコールのような突然の雨、長時間強く降る雨など、これまでとは異なる雨の降り方をします。
 少し前までの建築の常識では、斜めの勾配がある屋根であれば、基本的に雨は屋根に留まらず下に流れるものと考えていました。
 しかし、近年では豪雨+強風という状況で、雨が屋根に長時間留まる傾向にあります。つまり、風が屋根に吹き付けることで雨が下に流れずに屋根面に留まる。その上からまた次から次に雨が降ってきて流れるスピードが遅くなる。つまり、雨が屋根に滞在する時間が長くなるので、そのぶん雨が逃げ場をなくして、継ぎ目(隙間)を探してそこに潜り込もうとするのです。
 また、横風が強いので、雨が屋根に落ちるのではなく壁面にも留まるので、それが雨漏りの原因にもなると考えられます。

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