温もりにあふれ、やさしい手ざわりの杉。

私が会社に入って間もないころ、いまから10年前くらいは、木造建築は檜で建てるもの、というお客様が多かったです。国産材使用を呼びかける『チルチンびと』のような雑誌の影響や、環境配慮型住宅の普及などの追い風が吹き、最近では「国産の杉で家を建てる」のがごく当たり前になってきました。杉が一般の方々に認められるようになったと感じています。
 杉のよさは、なんといっても、その温もりです。とてもあたたかく、やわらかくて、杉の床にすわっていると、とても落ち着きます。保温性が高いので、冬でも陽射しのあるところでは、まるで床暖房のように温かいのです。夏場はうまく陽射しを遮ると、ほどよくさらっとしていて快適です。
 木肌を見ていると、「杉って、やさしいなあ」と思います。檜を見ると「きれいだなあ」と思うのですが、杉のやさしさは格別です。

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