酷暑の中での建築現場の作業は、肉体的な疲労が激しくなります。長時間の作業や高温下での体力消耗により、判断力が低下しやすくなり、どうしてもミスや事故が発生しやすくなります。特に、屋根の上での作業は高所作業であり、疲労によるふらつきやミスが直接、墜落やケガにつながる危険性が高まります。そのため、現場監督の仕事としては、職人さんが十分な休憩時間を確保できるよう、無理のない作業スケジュールを組むことが重要です。
どうしても忙しい現場では、作業効率を優先するあまり、十分な休憩時間が取れないことや、水分補給が不十分な場合があります。特に夏場はこまめな休憩や水分補給が必須ですが、暑さによって作業が遅れがちになることから、現場の環境や作業状況によっては休憩を犠牲にしてしまうことも生じてしまいます。そうならないよう、命優先の判断をできるようにしたいものですし、職人さんたちにもしっかりと呼びかけていきたいと思います。