備えあれば憂いなし_2 緊急時こそパニックにならずに情報収集を

2024年は元日に能登半島地震が発生し、夏休みの日向灘沖の地震、その直後の関東地方での地震、北海道沖での地震など、全国的に地震に対する警戒が高まっています。

2011年の東日本大震災の時には、当時のTwitterで災害情報がいち早く周知され、人々がボランティアに駆け出し、SNSを通した義援金の呼びかけや、助け合いが行われるなど、SNSがプラスに活用され始めた時期でした。

それから10数年が経ち、SNSにフェイクニュースが出回るなど、負の側面も広がってきています。特に今年の能登半島地震では、東日本大震災の時の津波の映像がSNSにあふれて、正しい避難情報が伝わらなかったり、「家族が下敷きになっている」といった救助要請の中に、嘘の情報が混じって拡散されるなど、偽情報によって行われるべき救助に支障をきたすなどの事態も起こりました。これらは、SNSでの投稿がどれだけ読まれるかといったアルゴリズムによる収益構造も絡み、日本と全く関係のない国の人が誤情報を発信し続けるというケースもあります。

災害時ほど、正しい情報は何かを精査して情報を受け取り、情報による被害者にも加害者にもならないように気をつけましょう。

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