(5) 仮設工事にかかる費用

それでは、新築の際にどんな費用がかかるのか、具体的に見ていきましょう。

仮設工事は、仮設トイレや仮設水道といった、住宅建築の際に一時的に必要となる設備をつくることで、これらは、工事が終わったら撤去されるものです。

足場づくり、仮説のトイレを工事期間分リースする費用や、仮設の水道、電気を引いてくる費用、また工事期間分の水道代・電気代、養生費がかかります。

最初に書く「墨出し」とは、いかにも大工工務店らしい項目ですが、これは家を建てる現場の地面などに、工事に関わるさまざまな「線」や「寸法」を書き出すことです。大工は以前、「墨つぼ」に入った墨を使って水平や垂直の位置を書いていました。今はレーザーを使って水平や垂直を出すため、「墨つぼ」はあまり使われませんが、大丸建設の社屋にはかつての名残を残す「墨つぼ」があるので、興味のある方はぜひ見にきてください。

仮設工事費用の中で最もボリュームの大きいのが「仮設足場」です。外壁や屋根工事など、高所で作業する時に、職人さんが安全に作業できるために単管や金属板をくさびで組み合わせたものです。また、「発生残材処分費用」も金額は大きくなります。

なお、お見積もりの注意点として、仮設工事にかかる費用を見積もり総額に入れない業者もあるため、ちゃんと仮設工事費用も見積もりに含まれているかどうかの確認が必要です。

家の大きさにもよりますが、仮設工事費用は70万円〜100万円程度みておきます。

 

[写真:大丸建設のホームページ「施工レポートブログ」より]

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