LEDの電球が主流になった今、明るさを表す単位として「ルーメン(lm)」が用いられるようになりました。白熱球が主流の頃は「ワット(W)」という単位で表現されていた明るさですが、いったい何が違うのでしょうか?
ルーメンとは、LED電球の明るさを示す単位で、「光束(こうそく)」とも言います。光源から光が放たれる量を表しています。ちなみに、光が当たった先の物理的な明るさは「照度(ルクス)」という単位で表されます。
ワットは、実は明るさの単位ではなく、消費電力量で、白熱電球を使っていた時代は、消費電力量が大きくなるほど明るくなる、という意味で、ワット数が明るさの指標になっていました。LED電球は消費電力量が小さいのでワット数で明るさを表現するのは適していません。
今はまだ「明るさ」の基準としてワットの方がイメージしやすい方もいらっしゃいますが、いずれその感覚も変わってくるかもしれませんね。
[参照:「電球屋.JP」より]