2030年には新設住宅着工棟数が60万戸に

「NRI未来年表」の先の未来を見てみましょう。2023年には「空き家率が1,293万戸、空き家率19.4%に上昇(2013年はそれぞれ820万戸、13.5%)」とあります。今からたった5年先に、5軒に1軒は空き家になってしまうという未来が迫っています。2025年には「大工の人口が25万人に減少」、「新設住宅着工棟数が69万戸に減少」、2028年には「空家数1,608万戸、空家率23.2%に上昇」、さらに2030年度には「大工の人数、21万人に減少」、「新設住宅着工棟数が60万戸に減少」……と、住宅業界にとって厳しい現実を突きつけられます。

2025年には「日本の高齢化率(65歳以上)が30.0%に」、「日本の総人口が1億2,254万人に減少」「団塊の世代が全て75歳以上に」と、少子高齢化と人口減少の大きな波紋を広げそうです。

「未来年表」が予測する建築業界の未来

野村総合研究所が書籍やセミナーなどで発表している様々な予測をまとめた冊子「NRI未来年表」の最新版が発表されました。1945年以降から現在までの「過去年表」と、現在から2100年までの「未来年表」で、政治・社会と、経済・産業と、国際情勢、さらにNRI予測が年表状にまとまっています。

「NRI予測」の中には、新築着工棟数、大工の人数、空き家率のデータが掲載されています。2020年には「新設住宅着工棟数は77万戸に減少(2017年度は95万戸)」、「大工の人数、30万人に減少(2015年度は35万人)」とあります。大丸建設もまさに悩んでいる大工さんの確保と、新築住宅建築の減少という問題が、近未来の社会問題そのものを表しています。

 

NRI未来年表

https://www.nri.com/jp/knowledge/publication/cc/nenpyo

国交省のデータは都道府県の統計の集積

国土交通省では、住宅関連のデータをまとめ、ホームページ上で掲載していますが、これらのデータが集まるのは、建物を建築する際には、建主は所轄の自治体に建築物の確認申請をする必要があるからです。

都道府県のホームページにも「県内建築着工統計」があり、月別のデータが掲載されています。これらをまとめたのが、国土交通省のホームページになるわけです。

東京都の住宅着工統計のデータは、東京都都市整備局のホームページ内にあります。月ごとの着工棟数がまとめられています。

 

東京都都市整備局住宅着工統計HP

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_kcs/001toukei.htm

 

 

国土交通省の住宅経済関連データHP

http://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html

 

空き家率は大きく増加

世帯数が増えている一方で、空き家率は大きく増加しています。

住宅総数のデータは、昭和43年には2559万戸で、平成15年には5389万戸です。一方で、空き家については、昭和43年には139万戸で、平成15年には720万戸に増えています。空き家率は、昭和43年には5.4%だったのが、平成15年には13.0%になっています(ここでいう空き家は、建築中の住宅や、居住世帯なしの住宅も含みます)。

今後、人口減少に伴い、空き家率は増えていくことが予想されており、空き家対策が地域にとって重要な課題になってくると考えられます。

世帯数は増えている

日本国内の新設住宅着工件数は2009年に大幅に減って以降、100万戸を超えることなく推移していますが、日本の総世帯数は増えています。昭和43年には約2532万世帯だったのが、平成15年には約4725万世帯に増えています。同じように、住宅総数については、昭和43年には2559万戸で、平成15年には5389万戸に増えています。1世帯あたり約1戸の住宅だったのが、世帯よりも住宅の戸数の方が多い状況になっています。

世帯数が増えているのは人口が増えているからではなく、核家族や単身世帯が増加しているからと言えます。人口減少時代にあっても、世帯数は増えていくと見込まれています。

新築住宅の着工棟数が減っている

国土交通省では毎年、建築着工統計調査報告をおこなっています。今年4月に発表された平成29年度の新設住宅着工戸数は94万6,396戸。前年度比で2.8%減って3年ぶりに減少したということです。

20年前の1997年には140万戸ほどあった新設住宅の着工件数は漸減傾向にありましたが、リーマンショック以降の2009年に急激に減り80万戸を切ったのを境に、100万戸を越すことはなくなりました。新築住宅建設の市況は100万戸以下で推移していて、大丸建設のような地方工務店にとって厳しい時代が続いています。

少林寺拳法は心身両面の修行です。

今月は、私が7歳から続けている「少林寺拳法」についてお話ししました。

武道は体が強くなり、充実します。そうすると心も落ち着き、強くなってきます。体を鍛えれば心も強くなる、体(強さ)と心(やさしさ)の両面をバランスよく修養するのが少林寺拳法です。

少林寺拳法を続けていることが私の性格や仕事にどう生きているのかを分析すると、私は穏やかな性格ではありますが、物事を広くとらえることができるようになっているのではないかと思います。何かあっても慌てずに冷静に物事を見られるようになっているのは少林寺拳法のおかげです。

自分や家族を守れる強さを自分で持っていると感じるので、そのための日々の修行なのだろう、と感じます。

少林寺拳法は私の「元」

私が今でも少林寺拳法を続けている理由は、子どもの頃に教わった「人間関係、横のつながりの大切さ」を感じる場所だからです。

もちろん、先輩後輩の上下関係もありますが、上下よりも横のつながりを大事にしていて、修練や大会に出ると、同じ教えを学んだ仲間に会えることが大きな励みになっています。

少林寺の教えには、自己を鍛錬して「世界平和を作る」という壮大なビジョンがありますが、自分たちにはそんな大きなことはできないのが正直なところ。

だからこそ仲間づくりをして、同じような考えを持っている人が増えれば、最終的には大きなこと(世界平和)につながるのではないかと考えています。

そんなわけで、何か困ったことがあるごとにみんなが声をかけてくれたり、心配しあったりする関係が続いていて、少林寺やっていてよかったなあ、常に思います。

たまに同業者や職人さんとかで、少林寺拳法をやっている人に出会います。そんな時、とてもうれしくなります。少林寺拳法では独特の仲間意識があり、つながっている安心感があります。

私は少林寺拳法4段です。

少林寺拳法では長年修練を積み重ねていくと、昇段することができます。最高位は9段です。

私の師匠は今8段で、東京でもトップの指導者です。今71歳ですがまだまだ闊達で、7歳の私が憧れた時の強さに磨きをかけています。開祖の宗道臣先生に何度か直接教わっているとのことです。

私は今、4段です。35年近くも続けていることもありますが、私はやはり少林寺拳法が好きです。

これまでの受賞歴は、小学校2年生の時に都大会で敢闘賞をとり、高校1年生の時には東京都で2位になって全国大会に行きました。当時は2段でした。その後も都大会などはずっと出ており、少林寺拳法の大会は今でも仲間との交流もできるので、大切にしています。

人を生かして人を殺さず。

少林寺拳法には、大きく二つの技法があります。

大きく分けると、「剛法」は突きと蹴り。「柔法」は関節技、投げ技、固め技です。

組手で練習するのが主で、戦うのではなく、演武が正確にできているのか、正確性、気合、速さを競い合います。

運用法というのは、防具をつけて相手と攻撃か守備かを決めて、審判が立っておこないます。

柔法は、テレビで刑事が腕を逆にとっておさえたり投げたりする護身術としてよく出てくるあのシーンを思い浮かべると、イメージがつくのではないでしょうか。

「勝たなくていい」=「負けなくていい」というのが少林寺拳法。「不殺活人」という言葉もあります。人を生かして人を殺さず。悪いことをした人であっても、殺してはいけない。人は生かして治していくものだという、愛に満ちあふれた少林寺拳法の精神がそこにあります。