気候危機時代の建築現場_1 工事現場に迫る突然の豪雨

近年は線状降水帯やゲリラ豪雨といった言葉をよく耳にします。最近はマンホールから水があがって道路が水浸しになるようなニュースの映像もよく見るようになりました。昔なら数年に一度の水害が、年に何回も起こっている。そんな状況に心を痛めています。

地球温暖化や気候変動という言葉はすでに時代遅れなほどの「気候危機」によって、短時間に大量の雨が降ることが増えています。それは、建築現場にとっても大きなリスクとなっています。幸い、大丸建設ではまだ大きな被害は出ていませんが、基礎工事中に土台部分が冠水してしまう、仮設足場や養生資材が雨で流されるなど、豪雨の直撃によって建築現場での工程全体に影響が及ぶため、我々は日々、天気予報を詳細にチェックするようにしています。

それでも突発的な豪雨に対応するのは容易ではありません。工事を安全に進めるためには、計画段階から「雨に強い養生」を意識することが不可欠です。

一方で、完成した住宅においても同じことが言えます。雨仕舞いや防水の工夫がしっかりしているかどうかが、家の寿命を左右します。雨に強い家づくりは住まい手の暮らしを守る最前線であると、私たちは考えています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です