「目標11 住み続けられるまちづくりを」
住まいを建てるということは、まちをつくることに直結しています。街並みを形成する住まいは、どんな素材で建てられているのか、敷地と建物の関係、緑化、外観など、周囲の景観と調和していかなければなりません。また、そこに人が住み続ける限り、「まち」の機能は存続します。住まい手一人ひとりがまちの担い手であるということを意識できるよう、住宅建築の段階から、「まちを考える」という視点を持っていきたいと思います。
「目標12 つくる責任 つかう責任」
住まいをつくるときには、その住まいが使われなくなったときのことも考えます。家を住み継げるよう、断熱性や耐震性といった基本性能を高くし、リノベーションするとしても部材を再利用できるよう、良質な材木を使います。その家を壊すことになったとしても、土に還る素材であれば地球環境への負荷は最小限で済みます。
また、材木や建材についても、どのように生産されているのか、生産履歴(トレーサビリティ)を追跡し、産地の環境と持続可能性を守っていく必要があります。