中古住宅を取得する際のポイント

 耐震診断、耐震補強設計、耐震リフォームと、2カ月にわたり耐震についてご紹介してきました。今日はそのまとめです。
 今後の住宅建築の世界を鑑みると、これまでの日本の新築偏重主義から、中古住宅(ストック住宅)を直して住み継いでいく価値観に少しずつシフトしていくように感じます。
 日本の住宅の平均寿命は約30年と言われています。世界でも極端に短く、いかに住宅が大量生産・大量消費の流れで使い捨てされてきたのかがよくわかる数字です。1981年以前の建物が築30年を超え、ある程度淘汰されてきたこともあり、新耐震基準以降の、地震にもある程度強い堅牢な中古住宅が、ストック住宅市場での取引の中心になっています。
 今後は、中古住宅を直して住む、ほぼ骨組みの状態にして内装を自分らしくフルリフォーするような、そんな暮らしが増えてくるでしょう。
 基本は、耐震性がしっかり確保されていることです。そのポイントを押さえておけば、住宅取得はこれまでよりもラクになってくるのではないでしょうか。

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