リーダーに教わった「3つのA」

私はゴールデンウィークの約1週間にわたるボランティア以降、遠野を拠点に、6月、8月、11月と、大槌町に通いました。
 私が拠点にしていたのは、「遠野まごころネット」で、みんなから「隊長」と呼ばれて親しまれていた林崎慶治さんの人柄に惹かれ、林崎さんも私たちをとても可愛がってくださいました。林崎さんは途中で隊長を辞められましたが、その後も彼個人を頼りに現地へ足を運びました。
 隊長に教わったボランティアの心得で、今でも大切にしていることがあります。「ボタンティアに必要な“3つのA”がある。あわてない、あせらない、あきらめないこと」。ボランティアのために災害があるのではない、災害があったからボランティアが必要なのだ、と、隊長は再三言っていました。ともすると、ボランティアは「してあげている」という気持ちになりがちです。でも、本来は「させてもらっている」という謙虚な気持ちで関わらないと、現地の方々を混乱させ、時には傷つけてしまうことがあります。
 自分が何のためにボランティアに行っているのか、常に原点に立ち帰るための「3つのA」、今でも胸に留めています。

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