ZEHを進める理由

ZEH(ゼロエネ住宅)が今注目を集めている理由に、地球温暖化問題があります。気候変動の影響で真夏の猛暑や平均気温の上昇、極端な豪雨や風水害が増えていることで、私たちの暮らす環境は悪化していると言えます。

 

住宅でのエネルギー使用量は増加傾向にあります。家電自体の省エネ性能は上がっているものの、使う電化製品の量が増えているのも事実です。現在日本のエネルギー源としては、石油や天然ガスといった化石燃料に依存しており、温室効果ガスの排出源となっています。CO2を減らすことが地球環境問題に必要不可欠です。

 

一方で、住まいの温熱環境が悪いことで、家庭内での健康問題にも大きく影響します。冬場に寒暖差が大きい住まいでは、特に入浴中の突然死がクローズアップされています。年間の交通事故死亡者数よりも、ヒートショック現象による浴室での死亡事故の数が上回り、血圧の高い高齢者のいる家庭は注意が必要です。結露によるカビなどの原因にもなります。

 

高断熱にして住宅の基本性能を高めることは、もはや必要不可欠と言えそうです。

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