軽微な耐震リフォームは押し入れの補強が一番

 単純な耐震リフォームの場合、押入だけのリフォームで可能な場合があります。押入は部屋の角にある場合が多いからです。南西や北東、家の隅角部など、補強をすれば家の耐震強度を全体に高めやすくなります。押入の中であれば漆喰壁塗りやクロス張り替えなどの内装仕上げの必要もないので、安価で済む場合が多いです。押入の中に構造用合板を入れれば、耐力壁として機能します。
 普通の部屋の壁に新しくボードを張ると、色が合わずにパッチワークのようにチグハグしてしまうことがあるのですが、押入であれば元々ボードがむき出しになっているので、施工もカンタンです。もちろん、いったん押入の中身を全部出すのは大変ですが「片付けにもなり一石二鳥」とお客様が喜んで協力してくださるのはありがたいことです。
 1間の押入リフォームでだいたい3-4日を要します。押入だけなら予算は100万円程度で済むはずです。

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