地震はなぜ起こるのか?

 地震が発生するメカニズムは、大きく2つあると考えられています。
 一つは、海溝型(プレート境界型)で、地中深くの岩盤(プレート)に巨大なエネルギー負荷がかかり、衝撃を吸収しきれなくなった時に、プレートのずれ、ひずみなどが起こり、それが地震につながります。プレート型の地震は陸から離れた海底で起こることが多く、津波を引き起こすこともあります。震源も深く、揺れが広範囲に広がりやすいと言われています。東日本大震災はプレート型の地震でした。地震による死者よりも、津波の方の被害が大きかったと考えられています。
 もう一つは内陸型(直下型)地震です。こちらは断層のずれによって起こり、震源は浅いです。揺れの範囲はプレート型に比べると局地的ですが、直下型の地震ということもあり被害が大きくなりやすいのが特徴です。阪神・淡路大震災は直下型の地震で、建物の倒壊による圧死が死者の多数を占めたと言われています。

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