見積作業中

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最近は設計事務所からの見積依頼が数件続いている。
図面を拝見し、諸条件を伺い、時には参加を辞退させていただくこともあるが、この度のT事務所と
I事務所の物件はわが社の大切にしていることとも重なる部分もあり、参加させていただこうと、せっせと
見積作業中。
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I事務所の図面はA2版の図面が60枚ほど。
驚いたのは展開図(内部の壁面をそれぞれの方向からみる図面)全てを1/20のスケールで描いていることだ。
おそらく矩計図(建物を縦方向に切ったところを描いた図面)と断面詳細も兼ねているのだとは思う
けれど・・・すべてを1/20にする必要はあるのかしら?あるから描いているんですよね。
1/50のスケールのほうが全体は把握しやすいので、基本1/50にて、更に部分詳細図を増やしたほうが施工側へ
の意図は伝わり易いと感じている。あくまで個人的な感覚です。
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T事務所の図面もA2版で45枚ほど。
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自社設計物件の見積用図面はA3版で3枚ほど。
これでご契約用の詳細見積をつくることができる・・・ま、ま、こうなるには時間もかかっているのです。
※もちろん、実施設計図面はA3版で40枚ほどは描いていますよ!
詳細見積と1/100の図面をスタート地点にし、打ち合わせを重ねつつ、実施図面を描きつつ、最終形を目指すのが自社物件。
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自社物件の場合はA3図面を手元に数量を広いながらエクセルデータを打ち込む作業をすることで、作業時間の短縮を図っている。
設計事務所の場合はA2の場合が多く、A3に縮小してみたり・・・「何のためにA2で描いていると思っているんだ」
と怒られそうですねー。
その昔、じゃなくってちょっと前の前くらいに仕事をしていた事務所では、大きな建物が多くA1図面も珍しくなかった。
設計図書と積算書(見積書)を提出する場合は、積算事務所に積算依頼をしていた。
時に締め切りに間に合わないというときは、積算事務所に応援に出かけ、大きなテーブルの上に図面をひろげ
ただひたすら”広さ”とか”高さ”とかを拾い出したいたことを思い出す。
お一人の積算事務所なのに、打ち合わせテーブルはナンデコンナに大きいの?という疑問がそこで解けた。

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