お客様のスタッフへの愛着

大丸建設のお客様向け手作り広報誌「大丸ニュース」の、実は最も人気のあるコーナーは「スタッフコメント」です。スタッフの似顔絵と、100字程度の小さなコメントが入っているのですが、これまで80回以上発行しているのにもかかわらず、毎回テーマを変えて、いろいろな質問が飛んでくるので、スタッフも私もドキドキしながら、でも楽しみにしています。

リフォームや営繕でOBのお客様宅を訪問すると、必ずと言っていいほど言われるのが「大丸ニュース、毎回楽しく読んでいますよ」ということ。特にスタッフコメントが楽しみです、私も同じこと思っていました、などとおっしゃっていただけると、やっていてよかったなあ、と思います。大丸ニュースがお客様とのコミュニケーションツールになっている。そして、担当したスタッフのことを大切に思ってくださることが伝わり、心がほっこり温まります。

お客様とのコミュニケーションツール

「大丸ニュース」は創刊当初からデザインを変えず、同じフォーマット、同じコーナーを続けています。安定した読みやすさを重視して、住まいや暮らしに関わる情報をお届けしています。

トップニュースは毎回、大丸建設のコンセプトや社是を、時々的な話題と合わせて提供しています。「建築まめちしき」は常務が担当していますが、建築基準法や省エネ基準、あるいは上棟式に使う道具など、建築の専門的な知識をわかりやすくお客様にお伝えするコーナーです。「なんでも情報局」は、建築とは少し離れて、暮らしに関わる季節の情報をお伝えしています。例えば洗濯の裏技や、ナチュラルな虫除け対策などです。

そして、最も人気のあるコーナーは「スタッフコメント」です。こちらは、スタッフの似顔絵とともに、全員が同じテーマで同じことを語るというもの。スタッフコメントについては次回詳しくお話しします!

大丸ニュースは今年で14年!

大丸ニュースがスタートしたのは2004年5月。私の兄で現常務の安田博昭を中心に、お世話になっている外部ライターさんと、スタッフ総出でつくっています。常務は昔からパソコンやメカ関係に強い人ですが、この時代にあえて「手書き」にこだわり、大丸建設の住まいづくりさながら、手仕事の味わいを重視して、一つひとつ大切につくっています。

2004年以来、隔月で13年以上つくっている大丸ニュースは、主にOBのお客様や、イベントに足を運んでくださった方向けにお送りしています。いまでは何百通にもなり、毎回発送は大変ではありますが、お客様と私たちをつなぐ大切なコミュニケーションツールとして、私たちにとってはなくてはならない「広報」です。

スタッフも言葉がすらすら出るようになった

大丸ニュースのスタッフコメントは、隔月発行なので1年に6回書きます。そのうち、元旦に発行する1月号は、毎年決まって「今年の抱負」なのですが、それ以外の5回はすべて違うテーマで書いています。

「私の好きな本」「好きなお弁当のおかず」「好きな大河ドラマ」「夏休みの思い出」など、スタートした13年前は、何を書いたらいいかわからずに戸惑うことばかり。コメントを提出してもらうにも、みんな言葉が出ずに苦労しました。ライターさんに大幅編集してもらうことも。

ところが慣れてくるもので、いまでは「スタッフコメントを出してください」と言うと、すっと素早く出てくるようになり、文章もなかなかうまい。時々くすっと笑ってしまったり、「あの人らしいな」とうなずいたり。文章は「慣れ」なのだな、と、短くても続けていくことの意義を感じています。

大工や手仕事にフォーカスした発信を

私は、木の家が好きで、木の家をつくる大工さんが大好きです。幼い頃から父の背中越しに憧れの目で見ていた大工さん。材木を切り、刻み、組み立てて、家をつくってしまう。時には建具をつくったり、木工で簡単な家具までつくってしまう。大工さんはなんでもできる、スーパーマンだと思っています。

私も不惑を越え、大丸建設の次世代を考える年齢になってしまいました。頼りにしている山田棟梁とともに、匠の技を伝え支えていく、次世代の育成を重視しています。

今、山田棟梁のもと、2名の若手大工が切磋琢磨し、木造建築技術を習得しています。彼らの奮闘、そして技術力にフォーカスして、大丸建設らしい発信をしていけば、「不易流行」を大切にして本質を見抜くお客様のアンテナに、きっと引っかかっていくのではないかと期待しています。

新しいスタッフも入り、大丸建設では情報発信にも注いでいきます。これからの新しい大丸建設にご期待ください!

 

会社のブランディング

大丸建設は、自然素材を使い、匠の技を長く受け継いできた老舗工務店です。これは今さら言うまでもない「大丸建設」の特徴ですが、今、ものすごい情報の嵐のなかで、大丸建設らしさをどう伝えていくのか、新たなブランディングというか、テーマが必要だと感じています。

あらためて、「大丸建設の宝は何か」と考えると、「人」であると自信を持って言えます。入れ替わりの激しい工務店業界のなかで、大丸のスタッフは社歴が長く、安定して会社を支えてくれます。「お客様のために」と、自分本位ではなくお客様の立場に寄り添いながら家をつくる、そんな大丸建設らしさをどう表現すればいいのかは、実は悩みの種でした。というのも、デザインの型があるわけではなく、一人ひとりのお客様に応じて住まいを設計しているため、自然素材+無垢材に次ぐ大丸ブランドをつくるのが難しいからです。そして、自然素材+無垢材の工務店はほかにもあるので、どう差別化したらいいのかと悩んでいましたが……。

まさに、大丸建設の「人」、特に大工さんたちにフォーカスして、それで会社をPRしていくのも一つではないかと、今、思い始めています。

 

森ノオト「日曜大工講座」レポート(大工道具編)

http://morinooto.jp/2017/05/30/daimaru2/

日曜大工講座でスタッフが決まった!

横浜市青葉区のNPO法人森ノオトさんとのコラボイベントには、若い大工の人材育成のほかに、もう一つ思いもかけない効用がありました。

この数年にわたり募集していた、女性スタッフの採用につながったのです。森ノオトのライターとして活躍していた坂本カオルさんが、お子さんが保育園に入園したこの春から求職活動をしていて、たまたま大丸建設から自宅が近かったこと、土木の専門性があったこと、自然素材の住宅建材を扱う会社で働いていたことなどの縁が重なり、日曜大工講座の参加を通じて大丸建設でのパートが決まったのです。

まだお子さんも小さいことから、週に2、3日からの勤務になりますが、私の方で手一杯になっている建築事務や企画・広報の分野で活躍してほしいと思っています。また、田上の接客や設計に学んでもらえたらなあと期待しています。

 

※大丸建設では引き続き、設計・現場監督を担えるスタッフを募集しています。詳しくはメール y-yasuda@kk-daimaru.co.jp までお問い合わせください。

若き大工たちの活躍

森ノオトさんの日曜大工講座では、若手の大工2人、石田大工と田中大工が大活躍しています。

これまでに、踏み台(テーブルとして使っている方もいるそうです!)、ブックエンド、ダストボックス、トレーと、様々なものをつくってきましたが、これらの試作はすべて彼らがやってくれています。ブックエンドの見本も、2パターン用意してくれて、お客さんに選んでもらって折りたたみ式のものをつくりました。

あらかじめ用意しておいたキットを使う子どもから、自分で板を切ることから始める大人まで、それぞれのスキルに合わせて対応する力もついています。

いずれも、「どうやったらお客様が喜ぶか」を考えての仕事ぶりに、いい職人を得たなあとうれしくなってしまいます。

今は、自分の持ち場の仕事だけをやるのでは、人とのコミュニケーションや思いやりなどが育ちにくくなっています。こうした啓発のイベントが、人材育成に非常に有用であることを実感したのも、いい経験になりました。

 

森ノオト「日曜大工講座」レポート(踏み台編)

http://morinooto.jp/2017/04/25/daimaru1/

 

日曜大工講座の意外な効用

大丸建設では毎月、横浜市青葉区のNPO法人森ノオトさんと一緒に「土曜日の日曜大工講座」を開催しています。ナチュラルでエコなライフスタイルを好む方々が集まる森ノオトさんのお客さんは、とても気さくで温かく、毎月の日曜大工講座が笑顔であふれていて、私も毎回楽しみにしています。

講座では、大丸建設の若い大工2名が大活躍しています。普段、建築現場で黙々と仕事をするので、お客さんとの接点が少ない彼らが、日曜大工講座で木工好きなお客さんたちとふれあい、大いに刺激を受けているのを感じます。

お客さんたちが間違って打ってしまった釘を取って直したり、高さが合わない台の調整をしたりと、若い大工の活躍にお客さんは「大工さん、すごい、すごい!」と大歓声。たくさん褒めていただき、彼らの刺激になり、自信にもつながるのかな、と感じています。

 

森ノオト「日曜大工講座」レポート(大工編)

http://morinooto.jp/2017/06/29/daimaru3/

頼りになる棟梁

「お客様のために」という気持ちは、大丸建設の社員だけではなく、建築現場を取り仕切る大工や職人さんにも通底しています。

お客さんに喜んでいただくためには、どんな風にしたらいいのか。構造を組み上げ、木部を仕上げ、木使い、気遣い、どれをとっても大丸建設の職人たちはピカイチです。お客様に喜んでいただくために、常に技術を磨き、新しい方法を試してみることにも積極的です。

大丸建設の棟梁・山田大工は若いながらも抜群の安定感とリーダーシップで、若い大工たちを引っ張ってくれています。技術の継承も進み、人材の育成もできてきていると感じています。なんとも頼もしい、私の同志です。