
私が生まれてからの50年を振り返るとき、同時に思い浮かぶのが、生まれ育った東京・多摩地域の風景です。開発によって大きく変わった部分と、今でも変わらない自然。特に多摩川は私にとって大切な遊び場であり、家族の思い出が詰まった場所です。
かつての稲城市は、今よりもずっと農地が身近にあり、畑や雑木林が生活のすぐそばにありました。その後、多摩ニュータウンをはじめとする開発が進み、道路が整備され、住宅地が増え、街としての利便性は大きく向上しました。都心へのアクセスも改善され、利便性も高まりました。
一方で、稲城は開発一辺倒にはなりませんでした。多摩丘陵の地形を活かした緑地や公園、
川沿いの風景など、自然が完全に失われることなく残されてきました。

この街の変化を間近で見てきたからこそ、私たちは「その場所に合った家」をつくる必要があると感じています。街の歴史を知り、変わらない価値を大切にしながら、これからの地域にふさわしい住まいを考える。
それが、この地域で長く家づくりを続けてきた工務店の役割だと思っています。
