リフォームの工費・工期の留意点

 最近はマンションリフォームのお見積もり依頼も増えています。これまでにも幾つか手がけていますが、マンションの場合、幾つか留意点があり、「やってみないとわからない」ことが多いのも実情です。
 というのは、マンションリフォームの場合、古いマンションでは建築の詳細図面が手に入らないことが多く、例えば水回りリフォームで床下の配管のための勾配をつける工事では、床を開けてみないとどの程度の床下高が確保されているかわからない、という場面もあります。事前に図面で確認がとれれば、すぐに職人を手配できるのですが、職人が床を開けてみて、そこから工事の手はずを整えるとなると、工期も、工費も、そのぶんかさんでしまいます。これは、既存住宅のリフォームでも同じことが言えます。
 その点、大丸建設で手がけた住宅をリフォームする場合は、図面も完全な常態で残っていますし、何より社長や大工、長年の社員がそのお宅のことを把握しているので、スムーズにとりかかることができます。

工期と金額はリフォームの程度により異なる

 リフォームで気になるのは、やはりお値段です。フルリフォームの場合、新築住宅を建てる場合とどれくらい異なるのかといえば、建物の上屋にかかる経費は「新築よりやや安い」程度です。だいたい建築費の8割くらいだとお考えください。基礎と構造(土台、大引、柱、梁等)を残すので、そのぶんの経費と工費が引かれる形になります。
 ただし、新規の住宅取得の場合は土地からになるので、そこはだいぶ価格は変わりますし、土地を引き継いだとしても建物の解体には200万円程度の金額がかかりますので、それと基礎・構造の金額を差し引くと、もしフルリフォームが可能であれば私はそのようにおすすめします。
 フルリフォームの場合は住みながら工事を行うのは難しいので、工事中は仮住まいをご用意してそちらに引っ越していただくことになります。だいたい3-4カ月程度の時間がかかります。
 部分リフォームでも、例えばお風呂であれば10日から2週間必要で、その間は銭湯を利用していただく、キッチンも1週間程度は外食などをご利用いただくなど、お客様にご協力いただく場面があります。