確かめる方法はあるのだろうか

わが社は既存建物の耐震診断という業務も行っている。主に住宅。
単純に揺れに耐えうる壁がどれだけあるかを確認し、面積と壁の量を計算し診断する。
この壁を確認する方法は床下と天井裏に入り筋交いがあるかどうかを目視検査することで確かめる。
昨年の春のこと。
現在話しを進めている建築会社について、どうも信用が出来ないので相談に乗ってほしいという
ことで私共へお出でになった方がいた。お役にたてることがあるならば、なんなりと。
Ⅰからのアドバイスは、まずご自分を信用されることが大切だということをお話した。
現在の建築現場は多角的な法律で拘束されているため、施工精度の良し悪しは別として、
所謂手抜き工事など出来ないので、住み手については守られていることなど。
大切なのは自分たちのテイストに合う家づくりが出来るかどうかを、施主自身が見極めることだと。
「では、自己責任ということですか!」と反論されたが、まったくその通りだ申し上げた。
工務店はあくまでも選んでもらってから仕事が出来る立場である。
しかし、選ばれたいという理由で自分たちのスタイルを変えることはないけれど。
そして、先日のこと。
この方より、再び電話があり、やはり相談したいと。
ある人に紹介してもらった工務店と家づくりを進めていたが、何かの行き違いで着工直前に契約が無く
なってしまったということだった。
家づくりを最後まで順調に進められるかどうかを確かめる方法はあるのだろうか。
これは無いと思う。
自分を信用し、決まった方向性をもつ軸に力を注いでゆけば、自ずと流れる先は見つかる
はずであるし、何より気持ちが良いと思う。
順調に行かない時でも、乗り越える方法をみつけられるはず。
構造の力学で力は流れると教わった。不得意だけれど。
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我が家の庭に
ある
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やまぼうしには鳥が巣を作っていた。
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あなたはここをご覧になっているのですか?
・・・気のせいかな。

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