ヒートショック最前線_3 ヒートショックが起こる仕組み

ヒートショックは高齢者だけでなく若い世代にも起こるリスクがあります。では、そもそもヒートショックはどのようにして発生するのでしょうか?

ヒートショックが起こる主な原因は、寒暖差による血圧の急激な変動です。人の体は、外の気温に適応するために自律神経が働き、血管の収縮や拡張をコントロールしています。しかし、急な温度変化があると、体がその変化についていけず、血圧が大きく乱れるのです。

例えば、暖かいリビング(22℃)から、寒い脱衣所(10℃)へ移動し、体が急な冷気にさらされると、血管が縮まり、血圧が一気に上昇します。その後、急に熱いお風呂(42℃)に浸かると、今度は血管が広がり、血圧が急降下します。

この血圧の急激な上下動が、心臓や脳に大きな負担をかけ、失神・心筋梗塞・脳卒中などの深刻な健康被害を引き起こす原因になるのです。

特に注意が必要なのは、冬場の入浴や深夜・早朝のトイレです。

2022年の厚生労働省の調査によると、日本では年間約19,000人が入浴中に急死しており、その多くがヒートショックによるものと考えられています。

また、寒いトイレに行った際に、血圧が急上昇し、心臓や血管に負担がかかるケースもあります。特に夜間や早朝は家の中の温度が下がるため、よりリスクが高まります。

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