賃貸集合住宅の課題

25㎡~40㎡の単身者向け賃貸集合住宅を、鉄筋コンクリート造(以下RC造)もしくは鉄骨造(以下S造)
と木造の二つに分類してみる。
RC・S造の特色
+殆どがオートロック式を採用して安全性を確保
+気密性の向上
+高層化により坪効率は向上(オーナーにとって)
木造の特色
+開放廊下型の物件が多く、開放感がある(そのまんまです)
+各住戸の平面プランは一昔前に比べて、使い勝手は向上されている。
課題として、共用空間の改善を上げる
1.坪効率重視により、共用空間にゆとりがない。
 →共用空間に外部空間を取り入れる工夫をすることで、閉塞感の緩和を図れる。
2.共用部、個別住戸に漂う臭気(化学物質の臭気には特に敏感になってきたせいもある)
 →設備経路に何かしらの問題を抱えていると考えられる。と言って芳香剤を置いてしまうのも安易すぎる。
  その原因をつかみ適切な対策を施した後に香りの追加などで、入居希望者の第一印象は良くなる。 
  「香り」の効能について様々なビジネス展開がされているこの頃、エントランスでの臭気は大きな
  マイナス要素である。
というようなことをアドバイスする。仕事じゃないけれどね。
更には。
その地域の安全性も重要なポイントである。安心な街とは建物だけの問題ではないけれど、
街づくりと集合住宅を含めた家づくりは密接に関連しあっている。
小さなことからこつこつと、と誰かが仰っていたような気もするけれど、諦めないで環境
づくりに対峙してほしい・・・というか、自分もでした。
それにしても、課題は山積!
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採光条件の良い部屋は印象良い
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コンパクトな面積でも、使い勝手の良い平面プランは魅力的
4物件をさくさく見学するだけで、何故か疲労困憊。は撤回。
ちょっと疲れたってところでしょうね。
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花に心安らぐ

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