ジュウケン

建築雑誌『住宅建築』を「ジュウケン」と呼ぶ
建築家の作品をその時のテーマごとに、図面と写真と文章で構成された頁になっている。
どちらかというと一般の人々に向かってはいない印象の雑誌。
そして雑誌としては高価だ。
100426_1155~01
友人から、自分たちが手がけた住宅が掲載され「・・・かなり嬉しい」と連絡があった。
100426_1154~01
アーキラボ・ティーアンドエム
ちょっと昔O君が仕事をしていた事務所にⅠは「お手伝い」的に行っていた。
バブルも弾けたのに、何故かたくさんのプロジェクトを抱えている事務所で、若者達は朝から夜中まで
良く働いていた。Ⅰは気楽な身分で・・・適当だったけれども。
ある日の夕方のこと。
そろそろ食事に行きましょうか・・・と南一条通りの裏側を歩いていたら
O「Iさん。ガラスってすごいと思いませんか?」
Ⅰ「うん?どんなところがすごいかな?」
O「だって、あの透明な薄い一枚が存在するかしないかで、人の気持ちはとても違ってくるじゃないですか」
Ⅰ「うん!そうだね。すごいねガラスって」
いつも気楽な返事しかしなかったなあ。
と。時間が経って少しだけ懐かしく思い出した。
違う育ち方をしてきて、交差点ですれ違い、また別々の道を歩きだし、違う所に居る現在。
X(エックス)のカタチ。
・・・・・・・・・・
Jの事務所の方の作品も掲載されていたゾ!
なのに。また、レジへ進むことはなかった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です