古民家ではないけれど・・・瓦と桜はお似合い
茅葺き屋根の影
今回は藁すさにトライ・・・本漆喰じゃないけれど
追掛け大栓継?
わが社の大工の継ぎ手
ついでに桜探訪
月別: 2010年4月
ある意味戦い
清水が丘の家
階段は脚立に昇ってから・・・な、わけは無く、途中の写真
素材は踏み面(足がつく面)、蹴込み(立ち上がっているところ)共桧の40mm
手摺下地を壁に入れておく
大棟梁「手摺はマルでしょ?」(既製品の丸棒のほうがいいって!)
Ⅰ「いいえ」(杉を加工してほしい)
大棟梁「だめだ。マルだ」(うまくゆかない!)
Ⅰ「・・・接合部は、図面書いて検証しますから」(う、負けない)
廻り階段の手摺は勾配が同じではないために、きれいににせるのが難しい。
時には、職人と設計担当での戦いが繰りひろげられている。
大工が腰につける道具袋
現場に登場することはないけれど、金物屋さんも居なくてはならない存在。
Ⅰは石田屋さんのお兄さんを影で「YAZAWA」(なんとなく似ている)と呼び、去年まで居た現場監督のヨコイ君
は毎日のように通って馴染みになり、更にはお兄さんを使うようにまでなっていたなぁ・・・と思い出す。
筍
タイルと杉
清水が丘の家・タイル工事開始
キッチン前:午前中で目地割終了
タイルと杉のコンビをポイントとして、あちこちに展開した
今よりもちょっと若い頃(はい。嘘です。かなり若い頃でした)にタコベヤと呼ばれた設計事務所で働いていたことがる。
そこの所長から受けた指導のなかで役にたっていることの一つが”タイル割り”。仕上げにタイルを用いる場合は
目地割りをしてから開口部の位置寸法を決める。
しかし。木造になると都合よく行かないこともあるのだぁぁ。
タイル職人の海苔弁当
「奥さんが居るんだけど、自分で朝作ってくるんです・・・今日は時間がなくてこんなんだけど、
いつもは野菜を炒めたりして入れてくるんだけどね・・・」
メグちゃん
「まだ、2回しか会っていないのにー、そんなに尻尾を振っていいんですかぁ?」
ラッキークローバーがお似合い
芽吹きはじめましたね
休日出勤
中古住宅を2代目オーナーさんよりご購入される予定の方よりのお問い合わせ
今までオーナーさんが大切に保管されていた新築時よりの資料にあった、わが社の社長の名前
をインターネットで検索して、わざわざお問い合わせ下さってのこと。
社長は自分が手がけた物件については覚えているか、あれやこれやで資料を探すと思い出すが
今回は・・・
ということで、実際に建物を見させていただくためにも早速に現地にお伺いすることにした。
拝見すると、当時良く使われていた寄せ木のフロアがあったり、階段の仕上げも確かに見覚えがある。
I自身の社歴は短いが、改修工事を担当させて頂いたお陰で「ああ、これね」とだんだん判るようになってきた。
前のオーナーさんも現在のオーナーさんも、家に愛着を持って暮らしてこられた様子が感じられる。
築30年の建物つきとは言っても、この度ご購入される方にとってもこれは幸運なことではないか、と思う。
30年後、40年後にそのような幸運なことになれる家をつくりたいものだ。
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しかし。お天気が良かった。
そして。来た時に降りたホームより電車に乗ってしまった。
すると。到着したのは「片瀬江ノ島」だった。
「今日は社長も休みだし・・・どちらにしても月曜日に相談だなぁ」と言い訳をして海へ。
ふらふらと乗ってしまった船で
江ノ島に渡り、飛沫をあびる
大仏開眼・・・は奈良でしたね
祝ご入園
思い出の道
思い出の道。
好きな食べ物や、好きな香りがあるのと同じように、好きな道もある。
心にほっと暖かいものがよみがえってくる道。
誰かと楽しくおしゃべりしながら・・・ではなく、いつも一人で歩いた道だけど。
「先日の打ち合わせ通りに納まっているかなー」
とか
「今日はあそこと、あれと、あれを決めなくては・・・」
とか
「・・・今日の懸案部分はどうしおうかなあ」
とか
時には眉間にシワを寄せて歩いていたかもしれない。
でも、すべてが良い思い出に繋がっている。
戸建住宅丸ごと改修現場・・・ここへの道。
今回はイタズラで鍵があけられなくなったということで、鍵職人さん緊急出動費用の集金。
奥様は「銀行振り込みしますよ」と仰ってくださったが、「いえいえ。伺いたいんです」と無理やりお邪魔した。
ちょっとご迷惑かな?とも思ったが、時間が経った家の状態を拝見するには良い機会。
床は良い具合につやが出て、造作でつけたカウンターの天板もちょっとだけ浮づくり調に変化していた。
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某現場の緊急手当てに真剣なK大工
K「大丈夫っす!あと3時間でなんとかしまっす」
Ⅰ「急がずに、きれいにしっかり!でお願いしまっす」
キッチン
清水が丘の家・キッチンはいりました
メーカーのシステムキッチン
施主にショールームで実物を確認して頂くことにしている。
そうすると。
たくさんのバラエティある商品を実際にみていると
「やっぱり、こっちがカッコイイ」
とか
「こっちのほうが、便利だし」
と
オプションやら、グレードアップやらで予算オーバーしてしまうこともしばしば。
・・・出来れば避けたいケース。お金で苦労するのが一番ツライ。
しかし。
今回は施主の価値観がしっかりしていた。
「これで充分に使えるし、自分でお掃除頑張ったら良いだけ」
「ここにお金を使うなら、もっと違うところに使いたい」
と。
すばらしい。心のなかで拍手!
キッチンよりスタディスペース
お子さんの勉強する姿を横に感じながらお料理する想定。
棚は壁に差し込む
みっちゃんの足・・・
ご近所の「メグです」
薔薇桜じゃなくって花海棠(はなかいどう)とのこと
このあたりはこの樹があるお宅が多いゾ・・・流行した時期があったとみる
丈夫で長持ち
雑誌『チルチンびと』60号発刊
現在家づくりをご検討中の方は興味をお持ちになったことがあるであろう『長期優良住宅』について!
また、興味深い記事として都心部での家づくりで直面する『準防火地域』内で、更に3階建て、更にさらに
柱が現れる真壁での家づくりについて。
先日、お問い合わせ下さったお客様はまさしくこれに合致する。
諸問題が絡まり合う家づくりの中で、何を優先させたいのか、そしてそれは可能なことなのか。
と、一筋縄ではゆかないもの。
そして、それを解いてゆくことが大切なのだ・・・と偉そうに語ってみる。
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コラージ4月号も発刊
平城遷都1300年
わが社は国産材での家づくりを勧めている。
しかし、ではなく、はやり
木材という素材は人の知恵や技術の範疇を超えた力も持っているのだろうなぁ。
平城遷都1300年祭・・・
NHK「歴史ヒストリア」でも大仏特集だったし、「大仏開眼」なるドラマもあるそうだ。
例えば、現在の大仏殿は江戸時代に築造されたもの。
その時代に樹齢はすでに数百年?(300年とか?とても大雑把だが)の木材が柱となっている。
柱となって四百年あまり?
内部の伽藍を支える柱は接ぎ剥ぎ
雄大
お問い合わせいただいたお客様に時々問われる
「何年くらいもちますか?」
家はその時々で手入れも必要だし、家族の変化により増築や改修なども必要なものだ。
そんな、一連のことをしていただけるなら、わが社で施工させて頂いた家は100年(大雑把)は
持ちます。
と、社長も言っている。