住みはじめてから10ヵ月が過ぎようとしています。

はじめは当りまえですが、何もかも新品で、床や柱のチョットした傷が気になりました。床に物を落としたり、椅子の移動で傷をつけ、急いで雑巾を濡らして床の応急措置を試みたり、柱に傷をつけてはガッカリしていました。この頃は、毎日暮らしていけば何らかの傷がつくだろうと、「ま、いいか」と思うようになりました。

 私は、帰宅するとまず靴下を脱ぎ、素足で木の感触を味わっています。無垢の木の感触は肌触りが良く、心地よくてつい床の上に胡坐をかいたり、寝転んでしまいます。何となく心穏やかな安心感を感じています。

 こだわって建てた木の家ですが、これからどんな表情を見せてくれるかと楽しみです。



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奥様が丹精した庭木と馴染む外観。まるで何年も前からそこに佇んでいるかのように周囲と馴染んでいる。屋根は軽量で剛性が強いガルバリウム鋼板、外壁はシラス火山灰が原料のスーパー白洲そとん壁のかき落とし仕上げとしている。

リビングから庭を望む。格子の扉は、建具職人の手になるもの。職人の技が卓越しているのも大丸建設の特徴だ。

 
和室は障子から透ける光を頼りに、あえてほの暗くして和の情趣を醸し出している。和室の床は一段上がり、柾目の板が美しい。桟は華奢で繊細。薩摩中霧島壁の精緻な塗り壁がぴしっと決まる。職人の技がここでも光る。   リビングと階段室の間の壁に格子を入れて、空気が通るようにしている。あえて吹き抜けを設けなくても、室内全体に上下左右の風が流れて常に快適である。

和室の天井は昔ながらの竿縁天井に。節のない板を使用。適材適所に材を使いこなすことができるのは、かねてから多くの純和風建築を手がけてきた大丸建設の強みだ。
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