2018年08月30日(木)

9月の残暑も油断しない!

2018年夏の異常な猛暑。7月23日には埼玉県熊谷市で41.1度と史上最高気温を更新し、この日は東京都青梅市でも40.3度と観測史上初の40度超えをしました。岐阜県や愛知県などでも40度超えを連発しています。

この異常気象は世界各国でも起こっているようです。アメリカではカリフォルニア州で52.0度を記録し、ヨーロッパ各国でもアフリカ大陸からの熱波によって各地で40度超えを記録しています。スウェーデンの氷河が溶けたり、ギリシャで大規模な山火事が発生し大勢が亡くなるといった影響も出ています。

日本の気象予報会社の予想によると、猛暑のピークは7月下旬と8月下旬から9月上旬にかけてくるとされて、猛暑の年ほど残暑も長い傾向にあります。今からでも遅くないので、すだれやサンシェードなど、できる断熱対策は必ずやっておいてください。

2018年08月27日(月)

窓断熱しない=ストーブを焚いているのと同じ状態

この異常な猛暑のなかで、少しでも断熱対策をすることで、室内での過ごし方がかなり快適になることをお話ししてきました。省エネ=我慢のイメージがつきまといますが、我慢の省エネは健康に悪く、体力を消耗させます。省エネは我慢するためにやるのではなく、エアコンを効率よく使い体力を温存させるためにやるものです。

窓断熱していない室内でエアコンをつけることは、「夏なのにストーブを焚いている部屋で冷房している」という、とても無駄な状態なのです。冷気が当たるところが涼しくなるだけマシですが、焼け石に水状態なので、エアコンの風で変に冷えて体調を崩している人も大勢います。

ぜひ、すだれやサンシェードなどで窓から室内に入る熱を防いでください。それだけで、エアコンが効きやすく快適になります。

2018年08月23日(木)

すだれが手に入らない場合は……?

夏の断熱対策には、すだれが有効です。すだれはホームセンターやスーパーマーケット、大型のドラッグストアで売っていることもあり、安価で手に入れやすいのが特徴です。ところが今年の猛暑もあって、ホームセンターでは軒並み売り切れ続出……ということもあり、すだれがない場合はどうすればいいのでしょうか。

すだれがない場合は、「布」をすだれと同じように活用しましょう。できれば麻など風を通しやすい素材で、薄手でざっくりしたものがおすすめですが、古くなったカーテンでも十分です。窓の外にフックをかけて、外から日差しを遮るだけで、だいぶ断熱効果が変わってきます。

要は「室内に入る熱射の進入を防ぐ」ことが目的なのですから、すだれが手に入らない時は別のもので代用すればいいのです。

2018年08月20日(月)

すだれを吊るす時の注意点

この夏の猛暑対策に、今からでも活用したいすだれ。すだれは日射遮蔽をしながら風を通してくれて、しかも価格が安い、至れりつくせりの素材です。

一般的なすだれの場合、横幅が88cmほどのものが多く、これは一般的な窓のサイズが1枚90cm(1間)であることに由来しています。窓の大きさが一般的でないケースもあるので、横幅のチェックは忘れずに。

気をつけたいのは吊り下げる場所で、それによって長さが変わってきます。窓の近くにぴったりくっつけるのか、ベランダの天井や軒先から吊り下げるのかで、購入するすだれの長さが変わってくるので、取り付け箇所を確認してからすだれを購入するようにしましょう。

2018年08月16日(木)

断熱の救世主「すだれ」!

窓から室内に進入する熱を軽減するためには、窓の断熱は必要不可欠。とはいえ、断熱窓に改修するのはすぐには難しい……という方に試していただきたいのが「すだれ」です。

すだれは日射遮蔽にとても効果的で、熱をさえぎり、でも風は通してくれる優れもの。日本の夏の風物詩ともいえ、すだれの下がる家を見ると涼やかな感じがします。

すだれは細かく切った竹を原料に使われていて、吊るして使います。似たようなものに「よしず」があります。よしずは「葦」という植物が原料で、主にベランダ等に立てかけて使うことが多いです。

2018年08月13日(月)

窓からの熱をシャットアウト!

この猛暑で今すぐにでもやっていただきたいのが、窓から室内に熱が進入するのを防ぐことです。夏は室内に入る熱い熱のうち58%が窓からとなっています。なんの断熱対策もしていないシングルガラスのアルミサッシでは、強烈な真夏の日差しを受けた窓面はとても熱く、サッシ部分は触れないほどの熱を持っています。その熱は室内にそのまま放出されるので、室内の気温をあげてしまいます。

インナーサッシ(内窓)や断熱窓(Low-Eガラスや樹脂サッシなど)を取り付ければ、窓から室内に伝わる熱をかなり軽減することができるので、エアコンも効きやすくなります。しかも、窓の改修は壁や天井の断熱よりも相当価格が安く手軽にできるのでおすすめです。

そうはいってもすぐにそれだけのコストは負担できない……という方に、身近なものでできる窓の断熱対策をお伝えします。

2018年08月09日(木)

省エネを自粛するのはもったいない!

今年の夏は類例にないほどの猛暑で、気象番組等でも「室内ではエアコンを使用し設定温度も下げるように」「不要不急の外出は控えるように」「屋外での部活動や外遊びは自粛」といった、これまでに聞いたこともないような呼びかけがなされています。

そんな中で省エネを呼びかけるのは「空気を読めない」感じがしてならないのですが、省エネ=我慢ではなくて、省エネをしっかりすることは冷房を効率よく効かせるためにも有効です。

今月は、今からでもできる省エネ対策をお話しします。

2018年08月06日(月)

今年は異常な猛暑!

2018年は東京で史上初の6月梅雨明けになったのを皮切りに、連日35度に迫ったり超えたりすることが続いています。全国各地で40度越えの日も出てきて、熱中症で救急搬送される方の人数は昨年の倍以上と言われています。

 

台風12号は関東地方から関西地方に逆走する珍しいルートをたどり、水害や農作物の被害も出てきています。

新聞には「災害級の猛暑」という言葉も踊り、エアコンの設定温度を下げる呼びかけも見かけます。今年は省エネを呼びかけることは命のリスクを感じさせるという風潮も出てきているほどです。これまでに例を見ないほどの異常気象になっています。

2018年07月30日(月)

経営者に問われるSDGs

近年、東京都や神奈川県、地方自治体などで、SDGsの目標を自治体の政策に反映させていこうという動きが起こっています。また、CSR(Corporate Social Responsibility)やCSV(Creating Shared Value)の観点からも、企業でもSDGsを経営指針に積極的に取り入れていこうというムーブメントが盛り上がっているようです。

これからの企業経営は、環境にいいことは当たり前、未来を見据えながら持続可能な社会をつくるために、商品やサービスを提供していく姿勢が求められます。それは住宅産業も同じで、最先端の時流に取り残されがちな地域工務店こそ、ニュースや業界団体の勉強会などで、世界のトレンドを知り、経営に生かしていく姿勢が求められます。

SDGsという指標があることで、企業も市民も行政も、共通の目標を持ちながら、未来に向かって「いい選択」をすることができるようになるはずです。

今後、大丸建設では、SDGsを意識した経営戦略を考えていきたいと思います。

2018年07月26日(木)

SDGsの貧困や飢餓は無関係なのか?

SDGsの17の目標のうち、大丸建設の事業に関わりの深いものとして、

「目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」

「目標8 働きがいも 経済成長も」

「目標11 住み続けられるまちづくりを」

「目標12 つくる責任 つかう責任」

「目標13 気候変動に具体的な対策を」

この5つを紹介しました。一方で、

「目標1 貧困をなくそう」「目標2 飢餓をゼロに」「目標6 安全な水とトイレを世界中に」など、一見、今の日本とは関係なさそうなこと、特に住宅産業との関連性を見出しにくいものもあります。

ただ、これらの目標が私たちの生活に無関係かというと決してそうでもなく、いつ私たちは災害に遭って安全な水やトイレを手に入れられなくなるかもしれない、日本でも実は貧困や飢餓があるという事実もあり、企業としてそうした事実から目を離していけないものと思います。

SDGsの指標を知ることで、世界や日本で起こる様々な課題を、身近な問題としてとらえる契機になります。